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「第6回 情報通信基盤利用に係る研究会」が開催されました

平成25年9月3日up

  8月6日、札幌市内で第6回「情報通信基盤利用に係る研究会」が開催されました。

  この研究会は、ブロードバンド整備によりIP告知システムを利用している道内町村の実務担当者が情報交換や勉強会を実施しているもので、今回は第6回目の会合となります。

  はじめに、座長である喜茂別町の菅原町長から「第6回ともなると役場のメンバーも最初の時から変わってきている。時間が経過して情報通信も年々高度化しており、皆さんが導入している端末機も様々な工夫がなされて、また忘れられていくものもあり、これから創造されるものもあると思っており、今は変遷期に向かっているという気がする。使いこなすことと可能性を見いだすという点ではさらに勉強が必要という思いが各町村長にもあると思う。失敗談もあるかもしれないが成功に結びつくようにしていただき、せっかく引いた光回線を有効に活用できるよう役立てていただきたい」と挨拶がありました。

  続いて、当局 渡邉情報通信部長から、「この会議も今年3年目になるが、非常にいい取組だと思っている。光回線をどう使うかというのは国の支援も必要だが、地域の声が必要である。それを考えながら、ますますこの会議を役立てていって欲しい」と挨拶しました。

  この日の議題として、北海道総合通信局から「総務省のICT施策について」、喜茂別町から「福祉・医療のICT活用と人とのつながり」、また、NTT東日本から「福祉・医療システムの動向」、愛知時計電機株式会社からは上下水道の検診システムを活用した「みまもり」事業について紹介がありました。

  会議の最後に意見交換を行い、参加した自治体から、町議会にタブレット端末を一人一台ずつ購入し、条例集などのデータを入れて実際に使ってもらうことから始めてみているという発言がありました。
  また、住民から見れば役場の職員は皆同じだという感覚があるので、他課の業務についても理解を示し、住民を動かすのではなく自分たちが住民の所へ出向くような窓口や体制づくりが必要であることや、大きな先進事例をそのまま、北海道のまちに入れ込もうとするのではなく、各町村の事情に合わせたスタイルでの利活用を考えることが大切だという意見が出されていました。
 
 
喜茂別町長写真

菅原喜茂別町長

喜茂別町菊田係長写真

「医療者のできることには限界が有り、同じ通院症状を繰り返さないためには、本人の主体的な自覚とサポートが大切。予防活動を推進することが保健師の役目です」

喜茂別町 健康推進課包括支援係 菊田係長(保健師)

喜茂別町木下主事写真

高齢者の自宅にタブレット端末を持ち込み、町立クリニックの医師に診てもらう取組のデモンストレーション

喜茂別町 総務課総務係  木下主事

 

研究会会場写真

事業イメージ図

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