総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北海道総合通信局 > トピックス記事 > つながりのデザインと豊かな安心な街づくりを学ぶ − 「北海道ICTオータムセミナー」を開催 −

つながりのデザインと豊かな安心な街づくりを学ぶ
− 「北海道ICTオータムセミナー」を開催 −

平成25年10月28日up

  北海道総合通信局は、去る10月11日(金曜日)、札幌市において、「北海道ICTオータムセミナー」を開催しました。本セミナーは、ICTを活用し豊かで安心な街づくりを目指すため、市町村職員や商工観光関係者ほか一般を対象に、関係団体との共催により実施したものです。

  プログラムの一つめとして、「いま、過疎の町に求められる『情報化』とは」と題し、株式会社道新デジタルメディアの澤田氏から、一部の自治体を対象とした情報通信インフラ普及状況調査の結果について報告がありました。調査結果から「過疎地のブロードバンドの普及がほぼ完了したこと」「高齢者層の利用は段々増えてはいるが依然として障壁が高いこと」などが明らかになりました。また、地域情報化の課題としては、マンパワー不足やコストの問題が挙げられたほか、インフラとコンテンツのバランスの問題や高齢化社会を前提とした取組の重要性について言及しました。

  続いて、藤沢市のIT推進課情報政策担当 安藤主査から、「まちと住民を守るICT-BCPの策定について」講演がありました。BCPとは業務継続計画のことですが、同市のICT部門におけるBCPの取組について説明がありました。参加した自治体にとってもBCP策定において大いに参考になる内容でした。

  最後に、株式会社studio-Lの山崎代表から、 「コミュニティデザインの時代」と題し特別講演がありました。コミュニティデザイナーの仕事は、地域の課題を住民自ら発見し自分たちの手で解決するようサポートすること。島根県海士(あま)町のプロジェクトを例に挙げ、地域住民と役場が一体となって、島の幸福のためのマニフェストをどう築き上げたかを紹介しました。軽快なトークと興味深い内容で会場内を大いに魅了した後、意見交換のコーナーでは、「まちづくり」に苦労している自治体職員からの質問に対し、「住民と真剣にぶつかり合い熱く語ること。その覚悟がなければできない」とのアドバイスがありました。

  また、会場内には協力団体によるICT機器等の展示が行われ、多くの参加者が最先端の情報通信技術に関心を寄せていました。

参考:報道資料

「北海道ICTオータムセミナー」の開催別ウィンドウで開きます

沢田氏画像

株式会社道新デジタルメディア
メディア事業本部企画グループ
担当部長 澤田 原 氏

安藤氏画像

地域情報化アドバイザー
藤沢市 総務部IT推進課情報政策担当
主査 安藤 弘和 氏

山崎氏画像

株式会社studio-L 代表 山崎 亮 氏

会場内機器展示画像

会場内でのICT機器等展示の模様

ページトップへ戻る