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「移動通信の現状と今後の電波利用の動向に関するセミナー」を開催

平成26年6月27日up

  北海道総合通信局は、北海道テレコム懇談会との共催により、6月13日(金曜日)札幌市内において、情報通信月間参加行事「移動通信の現状と今後の電波利用の動向に関するセミナー」を開催しました。
  携帯電話やスマートフォンなど、モバイル通信は私たちの生活や社会活動に欠かせない重要な基盤となっております。
  また、自動車社会の中にも、ITS(高度道路交通システム)や自動運転技術などICTを使った新たなシステムが取り入れられ、注目を集めています。
  本セミナーは、こうした移動通信に関する政府の取組と民間での最先端の研究開発事例を紹介し、電波利用の促進と地域の活性化を目的に開催したものです。
  はじめに、主催者を代表して北海道総合通信局 杉浦局長から「移動通信は、単に人と人との間だけではなく、人や車両の位置データやセンサーデータなどをマシン間で通信し、自動車の制御やビッグデータとして蓄積・分析することで、新たなビジネスチャンスを生み出すような動きが加速していること。本セミナーが、電波有効利用の促進とともに、北海道の地域経済、社会の活性化のための一助になることを期待したい」とのあいさつがありました。

  まず、総務省総合通信基盤局電波部 移動通信課長 布施田 英生(ふせだ ひでお)から、「今後の移動通信の動向について」と題し講演がありました。
  移動通信を取り巻く環境として、携帯電話が今まで発展・高度化してきた背景について説明があり、今後の第5世代移動通信システムに向け、割当て周波数の確保や政府のICT戦略について紹介がありました。
  また、ITSの推進に関し、国際的な視点を交えながら総務省の取組について説明がありました。

  続いて、株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター第12技術開発室 上席研究員 横山 利夫(よこやま としお)氏から「ホンダのITSおよび自動運転技術の現状と今後」と題し、今話題のITSと自動運転技術の最先端の研究開発について講演がありました。
  交通事故や渋滞、エネルギー問題など国内外の社会的ニーズを背景に、ICTを使った安全運転支援システム等の研究開発が行われてきた技術進化の歴史について紹介がありました。
  また、新産業創出への期待もあり、さらなる技術革新により、現在のITSや自動運転に発展してきた経緯について説明がありました。
  さらには「安全で自由な移動の喜び」をITSや自動運転技術で実現することを目指した、今後の展望についてお話がありました。
 
  講演後には、参加者から広大で寒冷、積雪地域である北海道に適したITSの開発に関する質問や意見も出され、今後の移動通信システムやITSへの期待の高さがうかがえました。

杉浦北海道総合通信局長画像

主催者代表あいさつ
杉浦 北海道総合通信局長

布施田移動通信課長画像

総務省総合通信基盤局
布施田 移動通信課長

本田技術研究所横山研究員画像

株式会社本田技術研究所
横山 上席研究員

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