総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北海道総合通信局 > トピックス記事 > 受信環境クリーン月間 −平成27年度の活動−

受信環境クリーン月間 −平成27年度の活動−

平成27年12月22日up
北海道総合通信局
北海道受信環境クリーン協議会

   テレビの画面が乱れる、ラジオ放送に雑音が入るなどの「受信障害」。その防止について、毎年10月を「受信環境クリーン月間」として、全国各地で様々な周知・広報活動が展開されています。
   北海道地区では北海道総合通信局と北海道受信環境クリーン協議会が連携してテレビ・ラジオCMやポスターの掲示などの取組みのほか以下のイベントを開催しました。

 左記の受信環境クリーン月間のポスター(平成27年)は、第48回図案コンクールの受賞作品の3作品を基に作成されました。
<会長賞 特選>
  札幌市立向陵中学校2年
     中田 里奈(なかた りな)さん
<会長賞 準特選>
  七飯町立七飯中学校2年
     高土居 莉乃(たかどい りの)さん
<会長賞 準特選>
  七飯町立七飯中学校2年
     桝谷 美彩子(ますや みさこ)さん

2015ポスター

受信環境クリーン月間行事「放送技術セミナー2015」

  北海道総合通信局と北海道受信環境クリーン協議会は共催により、10月29日(木曜日)、「放送技術セミナー2015」を開催しました。
  放送技術セミナーは毎年、最新の放送技術や動向について広く理解を深めていただくことを目的に開催しているもので、今年は災害時における放送の現場での対応と、マルチメディア放送の事業展開について、2名の方よりご講演いただきました。

講演1

「災害時における放送電波確保の舞台裏」
日本放送協会技術局送受信技術センター企画部
  副部長 市川 勇(いちかわ いさむ)氏


  台風による伊豆大島土砂災害現場(平成25年10月)、二次災害の危険性が迫る中、避難するのか、中継局の復旧工事を進めるのか、という緊迫した状況の下で、放送電波の復旧作業に従事した貴重な体験について、当時の心理状態も交えながら、お話ししていただきました。
 

市川氏

講演2

「V−Lowマルチメディア放送の事業展開」
株式会社VIP代表取締役社長
  仁平 成彦(にひら なるひこ)氏


  2016年3月から、東京、大阪、福岡で放送開始予定のV-Lowマルチメディア放送「i-dio」(アイディオ)の概要と今後の展開について講演いただきました。
   地域情報や交通情報のリアルタイムデータ放送のほか、防災情報など地域に根ざした多様な放送・通信サービスが提供が可能で、新たな放送サービスとして注目されており、北海道では2018年度、サービスが開始される予定です。

仁平氏

  いずれの講演も貴重な内容で、とても興味深く、今後の業務の参考となったと参加者の方々からも大変好評でした。

受信環境クリーン図案コンクール受賞作品展示・表彰

  受信環境クリーン中央協議会及び地方受信環境クリーン協議会が全国の中学生を対象に、テレビ・ラジオの受信障害の防止に関する図案を募集するコンクールを実施しました。
  今年度は全国の2601校から243点、うち北海道内からは 13校から259点の応募があり、
北海道受信環境クリーン協議会 会長賞、特選1点、準特選2点、入選12点が選ばれました。
  これらの入選作品は道内7ヵ所の会場で展示されました。

  また11月25日(水曜日)、札幌市内の中学校で、受賞された生徒の皆さんを北海道テレビ放送(HTB)のスタジオへお招きし、表彰式を実施し、北海道受信環境クリーン協議会の斉藤 圭二(さいとう けいじ)会長(北海道テレビ放送技術局長)から表彰状が授与されました。
   表彰式と合せて入賞者及び応募された生徒の皆さん20名が、放送スタジオ、マスター調整室、中継車などの放送施設を見学し、カメラを実際に操作するなど、職業体験としても楽しい時間を過ごしました。
受賞式後の見学会

特別アマチュア局による周知活動

  「受信環境クリーン月間」を記念し、一般社団法人日本アマチュア無線連盟が特別アマチュア局(コールサイン「8J8CLN」)を開設・運用し、電波障害防止の周知を行いました。期間中、1833局の運用がありました。
 
左記の「QSLカード」は、
受信環境クリーン図案コンクール
<奨励賞>
  北斗市立上磯中学校1年
  佐藤 美花(さとう みか)さんの作品を基に作成されました。

8J8CLN

<JARL特別局 QSLカード>

ページトップへ戻る