7月6日(水曜日)、札幌市消防局と北海道中央バス株式会社が合同で実施したバス事故訓練において、外国人との会話に「多言語音声翻訳アプリ VoiceTra(ボイストラ)※」を活用する実証実験が行われました。
訓練は、大型観光バス同士が衝突して、火災が発生し、外国人を含む20名が負傷した想定で実施されました。
救急隊員が、あらかじめ救急業務で使用する約40の定型文を短縮ワードとして登録した「VoiceTra」搭載のタブレット端末を使い、痛みの程度や事故の状況など、乗客役の外国人と円滑な意思の疎通が可能かどうかの確認をしました。
総務省では、今後、この実験結果を参考に翻訳技術の課題を取りまとめ、システムの精度向上に取り組む予定です。