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「放送技術セミナー2017
− 放送の最新技術やその動向 −」を開催

平成29年10月26日up
  北海道総合通信局は、北海道受信環境クリーン協議会との共催で、10月23日(月曜日)「受信環境クリーン月間行事」として、テレビ・ラジオの良好な受信環境の維持し、放送業界の動向や最新の放送技術について理解を深めることを目的とて「放送技術セミナー2017」を開催しました。当日は、放送事業者や関連企業の方々など、悪天候にもかかわらず、85名の参加をいただきました。

主催者代表挨拶

北海道総合通信局
局長 藤本 昌彦(ふじもと まさひこ)

  「放送技術セミナー」は、放送関連技術やサービスの最新動向をご紹介することで、テレビ・ラジオの良好な受信環境の維持等に対する理解を深めていただくことを目的として毎年開催しております。
  本日の講演を通して、放送技術の最新動向について理解を深めていただき、今後のサービス展開等に役立てていただければ幸いです。

局長藤本昌彦
 

北海道受信環境クリーン協議会
会長 鳥 啓一(とば けいいち)

  毎年10月は「受信環境クリーン月間」として、テレビ・ラジオをより良好に視聴できるようにするため、全国各地で放送電波受信障害防止に向けた活動を集中的に展開する活動期間であります。
  今後も引き続き、良好な受信環境が維持されように活動を進めて参ります。

会長鳥柱[一

【講演1】 放送政策の現状と課題

総務省 情報流通行政局
審議官 奈良 俊哉(なら としや)

  日本のみならず、海外の放送業界におけるテレビ放送とインターネット配信を取り巻く情勢やテレビ及びラジオのネット同時配信に関する最新動向、4K・8K放送の推進に向けた取組など総務省における放送政策のお話をいただきました。   また、東京オリンピックに向けたサイバーセキュリティー強化、第5世代移動通信システムの研究開発、次世代人工知能技術の研究開発など、「テレコム概算要求2018」の目玉についても説明を受けました。

審議官奈良俊哉

【講演2】 4K・8K実用放送開始に向けた技術課題への取り組み

一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A−PAB)
4K8K推進センター長 宇佐美 雄司(うさみ ゆうじ) 氏

  BSと110度CSによる4K・8K実用放送の開始に関連して、左旋円偏波の使用や、 4K・8K放送の技術的特長の他、4K・8K放送を視聴するために新たなTVやチューナーが必要になること、また電波漏洩対策等について講演がありました。

4K8K推進センター長宇佐美雄司

【講演3】 AI技術による番組制作支援と視聴者へのサービス展開− スマートプロダクション −

NHK放送技術研究所 ネットサービス基盤研究部
上級研究員 望月 貴裕(もちづき たかひろ) 氏

  日本放送協会放送技術研究所において開発中の、AI技術を活用した番組制作支援等を行う「スマートプロダクション」を活用した事例と、今後の展望について講演がありました。音声・画像認識や手話CG等の様子が映像でも紹介されました。

上級研究員望月貴裕


  参加者からは、「放送に関する最先端の情報がコンパクトにまとまっていて分かりやすかった」、「放送政策の動向を知ることができてよかった」という意見が多くあり、放送業界や最新の放送技術への関心の高さがうかがえました。

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