北海道総合通信局は、北海道テレコム懇談会との共催により、10月27日(金曜日)、地域の魅力をより効果的に映像で発信するため、そのノウハウを学ぶ「地域映像制作ワークショップ」を後志管内の真狩村で開催しました。
当ワークショップは、昨年度の札幌開催に続き、2回目の開催で、今回は後志観光連盟が主催する合宿形式のセミナー「後志観光人材育成講座 しりべし塾2nd Season」との合同開催で実施しました。当日は後志管内の観光協会や自治体から37名の方々が参加しました。
講師として、札幌国際短編映画祭プロデューサーの久保 俊哉(くぼ としや)氏、久保氏が代表取締役の有限会社マーヴェリック・クリエイティブ・ワークスでプロデューサーを務める倉本 浩平(くらもと こうへい)氏、映画監督の芳井 勇気(よしい ゆうき)氏の3名にお越しいただきました。
はじめに久保氏から、観光や移住促進に向けたPR映像を制作する際の心構えや基礎的な理論について講義がありました。
さらに、実際に映像を観ながら、技術的なポイントについて、わかりやすく説明がありました。
続いて、参加した方々が事前課題として提出していた30秒以内の「地域紹介」映像を全員で観賞し、久保氏から、作品に対するアドバイスをいただきました。
その後、互いの作品を鑑賞した参加者から、それぞれの作品に対する感想や意見を聞き、制作者側では気がつき難い観る側の視点の大切さを学ぶことができました。
第2部では、実際にフィールドへ出て、撮影しながらテクニックを学ぶ講座を行いました。
事前に倉本氏、芳井氏から、撮影の基本テクニックについて説明があり、それを踏まえ、4、5人のグループに分かれ、即席で映像作品を制作しました。
今回は、真狩村出身の歌手「細川たかし」氏の銅像や眼前に迫る「羊蹄山」等、映像制作の題材があふれる「真狩川河川公園」で撮影を行いました。参加者たちは、それらの題材を映像でいかに表現するか、それぞれストーリーを考えながら、撮影をしていました。
最後は、撮影した映像の編集方法に関する講座でした。
倉本氏から、編集方法のポイントの他、スマートフォンでも簡単に映像編集ができるアプリの紹介と使い方について説明があり、講座は終了となりました。
参加者からは、「映像制作について基礎から学べて大変勉強になった。」「編集アプリが素晴らしいので、気軽に映像を作れそう。」という感想が多く寄せられました。
北海道総合通信局は、今後も、映像コンテンツによる地域の魅力発信を支援するため、同様のワークショップを開催する予定です。