情報通信月間記念行事
「電波システムセミナー2018」を開催
あらゆるモノがネットワークでつながるIoT(Internet of Things)時代を迎え、移動通信サービスはユーザーのニーズに対応し、ますます高度化、多様化してきています。
北海道総合通信局では、北海道テレコム懇談会との共催により、6月28日(木曜日)「情報通信月間記念行事」として、総務省の電波政策に関する取組や、5G・コネクティッドカーなどの最新の技術動向について理解を深め、地域経済の活性化につなげることを目的とし「電波システムセミナー2018」を開催しました。当日は、企業や電気通信事業者など、約100名のご参加をいただきました。
■主催者代表挨拶
北海道総合通信局
局長 藤本 昌彦(ふじもと まさひこ)
IoTを支える次世代の通信技術「5G」と、それにつながる自動車「コネクティッドカー」の利用は、私たちの生活を変え、新たなサービス・ビジネスを生み出し、地域の課題を解決し活性化する手段として、大きな期待が寄せられています。本日の講演を通して、5G時代のサービスやアプリケーションについて、理解を深めていただき、道内におけるビジネス展開等に役立てていただければ幸いです。
藤本(ふじもと)局長
【基調講演】 電波政策の最新動向
総務省 総合通信基盤局
電波部長 竹内 芳明(たけうち よしあき)
総務省における5G実現に向けた取組やIoTで変わるビジネスの動向、2020年のワイヤレス社会の実現、電波有効利用成長戦略について講演しました。
参加者からは、「5Gに向けた国の動向や期待を理解でき、大変参考になった」、「5Gでの進化にワクワクするとともに、新しいリスクが生まれることへの対策も必要」といった意見などが寄せられました。
竹内(たけうち)部長
【講演1】 5Gが切り開く未来の展望 − パートナーの強みを融合させた世界 −
株式会社NTTドコモ
執行役員 5Gイノベーション推進室長
中村 武宏(なかむら たけひろ)氏
5Gの導入から展開に向けた世界的な技術の動向とドコモが実施している時速300kmでの通信や海上での4K映像伝送など5Gサービスの実証実験について、紹介いただきました。さらに、5Gサービス創出に向けた様々な分野での企業との取組事例等も講演いただきました。
参加者からは、「5Gの将来が見えて面白かった」、「5Gのつくる未来がよく分かった」といった感想が寄せられました。
中村(なかむら)氏
【講演2】 コネクティッドカーの最新動向と将来展望
トヨタ自動車株式会社
ITS・コネクティッド統括部 ITS企画室長
末木 隆(すえき たかし)氏
トヨタの考えるモビリティ社会の紹介、その中でなぜコネクティッドカーを開発するのか、その役割や環境の変化に応じたサービス展開について、説明をいただきました。講演では、コネクティッドカーでできる3つの機能とサービスがスマートモビリティ社会を創造する重要な役割となることが強調されていました。
参加者からは、「コネクティッドカーの将来性に感動した」、「車の概念が大きく変わる、車の変化が社会課題の解決につながることが考えられる」といった感想が寄せられました。
末木(すえき)氏
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