当局は、3月26日(火曜日)、札幌市内で「北海道農業ICT/IoT懇談会」との共催により「北海道農業ICT/IoT懇談会」の成果発表と、スマート農業の普及促進を目的としてセミナーを開催しました。当日は、農業関係者、企業、自治体、一般の方など、約200名の参加がありました。
はじめに、懇談会の座長を務めてくださった北海道大学大学院農学研究院 副研究院長 ビークルロボティクス研究室 野口 伸(のぐち のぼる) 教授から「ICTとIoTによる新しい北海道農業の姿」と題した基調講演をいただきました。
次に第1部として具体的な課題分析と解決方策を検討するために設けた「農業のロボット化」、「農業ビッグデータの利活用」、「農業ブロードバンド整備」の3つの作業部会から、検討結果の発表がありました。
続いて、第2部として「北海道でのスマート農業実装に向けて」のパネルディスカッションが行われました。懇談会構成員の一般社団法人 北海道農業機械工業会 竹中(たけなか)専務理事をコーディネーターに、パネリストとして、同じく構成員の北海道、先進自治体、生産者、通信事業者から6名が登壇し、現場のデータ収集のニーズ、それに応えるスマート農業に必要なネットワーク、さらに整備コストの考え方等について意見交換が行われました。
北海道総合通信局は、今後も、農業関係者の皆様の様々なご意見をお聞きしながら、「強い北海道農業」の実現と農業分野における電波の有効利用を一層促進して参ります。