令和元年5月25日(土曜日)、北海道総合通信局は、北海道が主催する令和元年度北海道防災総合訓練(前期)に参加しました。今回の訓練は大規模自然災害が渡島・檜山地区で発生したとの想定のもと、物資輸送訓練、避難所設営訓練を重点に行なわれました。
当局は、本年3月29日(金曜日)に陸上自衛隊北部方面隊と災害発生時に相互協力を行なう協定を締結したところであり、これに基づく初の訓練として、陸上自衛隊北部方面隊の協力を得て、人員及び災害対策用支援機材の搬送訓練を行いました。
当局の災害対策用支援機器として衛星携帯電話と災害対応要員を自衛隊ヘリと車両で札幌市の丘珠駐屯地から函館市の港町埠頭を経由し、避難場所である函館稜北高校まで搬送しました。
避難所に到着後、通信訓練として、電話やインターネットなどの通信サービスが遮断された事態を想定し、当局が搬送した衛星携帯電話を函館市に貸与して、避難所である函館稜北高校から函館市役所に、避難所の運営状況を報告するというシナリオで通信訓練を行いました。訓練は関係機関との連携を確認しながら、順調に進められ、無事終了しました。
当局では、今後も関係機関との連携を行い、訓練を通じて大規模災害対応に備えることとしています。