令和2(2020)年 新年のご挨拶

令和2年1月1日up

羊蹄山

新年あけましておめでとうございます。

 

 「令和」になって初めての新春を迎えました。昨年は札幌において統計で確認できる1961年以降初めてとなる3日連続の熱帯夜があり、9月の台風15号、10月の台風19号により、関東甲信越地方を中心に大きな被害が発生するなど、異常気象の印象が強い年でした。その一方で、ラグビーワールドカップ2019で日本代表が史上初のベスト8に進出し、日本全体がラグビーで「ONE TEAM」となった年でもありました。
 今年はいよいよ東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。札幌においても当初予定の競技に加えて、マラソン、競歩の開催が決まり、このイベントの成功に向けて万全な体制でのぞむ必要があります。
 また、地域の持続的な発展を維持するためには、少子、高齢化、人口減少等に伴う様々な課題の解決を避けて通るわけにいきません。そのため、北海道総合通信局では、ICTを活用した課題解決を目指し、様々な取組みを行って参ります。
 具体的には、スマート農業の推進による強い北海道農業を目指して昨年度スタートした「北海道農業ICT/IoT懇談会」では、今年度のテーマとして、無人ロボット農機の緊急停止システムの実証試験や酪農分野でのビックデータ利用について検討を進めています。
 このようなスマート農業の推進に当たっては光ファイバ等のインフラ整備が必要ですが、北海道では農村部での未整備地域が多く、本年度創設した「高度無線環境整備推進事業」により新たなインフラ整備を強力に推進していきます。
 また、春には5Gのサービスが開始されますが、5Gの利活用を今までの実証段階から実装段階へと移行させ、ローカル5Gも含め、5Gの積極的な利活用を推進します。
 防災・減災対策として、「北海道における通信・放送サービスの確保に関する連絡会」を通じた関係者との連携により、いざという時にでも万全な対応を図ります。 さらに、昨今、SNS等の不適切な利用に起因して青少年が犯罪に巻き込まれる事案が相次いでいることから、インターネット利用における更なる安心向上を図るため、青少年等を対象とした「eネットキャラバン」の取組み強化を関係者に働きかけます。
 本年も北海道総合通信局職員一丸となって、活力があり魅力あふれる北海道の未来作りのお手伝いをしますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

北海道総合通信局長

 

 

      北海道総合通信局  局長  野 潔(こうの  きよし)


  ウェブブラウザでの縦書きテキストレイアウトは、国際標準化団体W3C(World Wide Web Consortium)において規格化が進められてきたものであり、2019年12月、勧告化の手続が完了し国際標準として完成しました。総務省(担当:国際戦略局通信規格課)では、これまで我が国特有の文化である「縦書き」での日本語表記をICT環境においても継承する観点から、当該取組を推進してまいりました。
  今般国際標準化されたことを受け、総務省としては、今後ウェブ上での縦書きテキストレイアウトの活用による「縦書き」表記の普及がより一層拡大することを期待しているところであり、当局においても、「縦書き」表記の普及に資する観点から、当該規格を用いて局長年頭挨拶を表示しているものです。

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