当局 松井局長の主催者あいさつ
総務省北海道総合通信局は、北海道テレコム懇談会との共催により、令和3年3月2日(火曜日)、地域情報化オンラインセミナーとして「デジタルネイティブがつなぐ新たな道」を開催しました。
本セミナーは、名寄市のコミュニティスペース「naniroBASE&Lab.」から現地の雰囲気を伝えながらのライブ配信を行い、105名の方に視聴いただきました。
今後もセミナーを様々な場所からオンライン配信することを北海道の魅力の発信方策の一つとして位置づけ、継続していきます。
■第1部 デジタルネイティブの活動報告 (ショーケース)
モデレーターの黒井 理恵(くろい りえ)氏を聞き手に、スピーカーの皆様からそれぞれの活動内容の紹介がありました。
(左)山口氏 (右)黒井氏
●山口 颯一朗(やまぐち りゅういちろう) 氏
大沼国定公園エリアでキャンプ場及びゲストハウスBEYONDVILLAGE の運営による、新たな観光のスタイルの実践と道南の地域ブランディングへの取り組み。
(左)野澤氏 (右)黒井氏
●野澤 一盛(のざわ かずしげ) 氏
一般財団法人ドット道東で、アンオフィシャルガイドブック「.doto」を出版し、道東地域の「企画伴走者」としての活動展開や情報発信のあり方。
●秋葉 直人(あきば なおと) 氏
今回は唯一の行政の立場。名寄市民としてのLINEbot(らいんぼっと)の制作、名寄市立総合病
院でのオンライン面会システム、電子請求システムの導入の経緯。
■第2部 トークセッション
モデレーター黒井 理恵(くろい りえ)氏の進行により2セットのトークセッションを行いました。
●セッション1「リアルを越えたデジタルの強みはどこにあるのか。どう活かすか。」
下沢 杏奈(しもざわ あんな)×野澤 一盛(のざわ かずしげ)
●セッション2「未知のものを、自ら取り込み、巻き込み、変化させるために。」
秋葉 直人(あきば なおと)×山口 颯一朗(やまぐち りゅういちろう)
セッション2の様子(左から)秋葉氏、山口氏とモデレーター黒井氏
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デジタルツールをどう使うかということに加え、情報発信をしながら広くゆるやかに人とつながり、柔軟に修正しながらものごとを進めていく「かろやかさ」が、共通した行動指針の様に感じられました。また情報発信について常に熟慮して行っていることも伝わってきました。
この「かろやかさ」と情報発信のスタイルを知ることは、世代によらず、社会と行動のアップデートを急がねばならなくなった今の、一つの大きなヒントになるのではないでしょうか。
※本セミナーの周知ビジュアルは、スピーカーの下沢 杏奈氏にデザインを依頼したものです。