北海道総合通信局は、令和3年3月4日(木曜日)、北海道地域情報セキュリティ連絡会との共催により「サイバーセキュリティフォーラム北海道2021」をオンラインで開催しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、インターネットを利用したテレワークやWeb会議などの機会が増大する中、その隙を狙ったサイバー攻撃が猛威を振るっています。このような状況に対応し、今後の攻撃増大を防止するためにはセキュリティ対策が必要不可欠となっています。
当局 松井(まつい)局長のあいさつ
本フォーラムは、北海道におけるサイバーセキュリティの人材育成、サイバーセキュリティレベルの強化を図ることを目的として開催しています。当日は、企業(情報通信業、製造業、建設業等)、官公庁、マスコミ、経済団体及び大学などから150名を超える方が参加し、コロナ禍におけるサイバーセキュリティ政策の最新動向やセキュリティ対策等を学んでいただきました。
北海道地域情報セキュリティ連絡会
井(たかい)会長のあいさつ
総務省 サイバーセキュリティ統括官
田原 康生(たわら やすお)
サイバーセキュリティ上の脅威増大の現状や「IoT・5Gセキュリティ総合対策2020」に基づくテレワークシステム及びIoT機器のセキュリティ対策などの説明がありました。
講演資料の一部
立命館大学 情報理工学部
セキュリティ・ネットワークコース
教授 上原 哲太郎(うえはら てつたろう)氏
テレワークでのクラウド利用や個人所有端末(BYOD)の利用などにおけるリスクの脅威とその対策として脱ハンコや境界線防衛からの脱却などが説明されました。
「テレワークによるリスク」の講演資料
内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター
東京2020グループ
参事官 中村 裕治(なかむら ゆうじ)氏
次期サイバーセキュリティ戦略の考え方や目前に迫っている東京2020大会をはじめとした大規模国際イベントでのリスククマネジメントの促進、対処態勢の整備などの対策について説明。
「大規模国際イベントにおけるサイバーセキュリティ
の確保に向けた取組」の講演資料
北海道警察 サイバーセキュリティ対策本部
対策班長 坂野 雅樹(さかの まさき)氏
北海道内でのサイバー犯罪発生の現状や具体的な事例による手口と被害防止のポイントなどについて説明。
他人のアカウントを不正利用した検挙事例
北海道総合通信局では、今後も北海道のサイバーセキュリティの普及促進のため、導入支援や取組を行っていきます。