主催者挨拶 北海道総合通信局 廣重局長
本セミナーは、デジタルを活用した地域課題解決や地域活性化をテーマに、地域におけるデジタル実装に関する政策動向や先進事例紹介のほか、次世代のリーダーとして期待される若手登壇者によるパネルディスカッションを通じて、地域社会DX推進のヒントを探ることを目的に開催しました。
早稲田大学 稲田教授
早稲田大学 稲田教授の基調講演では、ビジネスや社会革新のための手法として「バックキャスティング(望ましい未来の姿からの振り返り)」により解決すべき課題と解決策を考え、具体的な成果目標を設定することの重要性、また、スモールスタートによる「デジタルカイゼン」の成功体験を通じた現場の意識改革のほか、ビジネス革新の成功に向けて今までと違うことに挑戦する勇気が必要であることなどについて、事例を交えながら講演されました。
総務省 日上課長補佐
続いて、総務省地域通信振興課 日上課長補佐からは、総務省の支援施策・補助スキームを中心に、ローカル5Gやスマートシティ等に関する先行導入事例を交えながら、今年度補正予算案や自治体DXに向けた人材育成支援(専門家派遣、外部人材確保支援など)についてリモートで説明しました。
上士幌町 山ア主査
まず、上士幌町デジタル推進課 山ア主査から、かみしほろルーラルOS/かみしほろスマートPASS(デジ田交付金・ふるさと納税による基盤構築、官民によるデータ連係・共同利用)、Maasによる福祉バスデマンド化(予約制福祉バスとして社会実装)、自動運転バスの取り組み(いよいよ完全無人のレベル4へ)、物流分野のドローン活用(免許返納済み高齢者や買い物弱者対策)のほか、ドローンと自動運転バスの連携(人とモノの移動最適化とコスト削減を実現)について紹介されました。
フォレストシー 藤本課長
株式会社フォレストシー 藤本課長からは、山間部などの通信困難地域における広域かつ低コストな通信に特化した独自のLPWA通信技術の活用について講演されました。 LPWAは、低消費電力で長距離のデータ通信を可能とする無線通信技術を使用する無線システム。通信事情が悪い中山間地域などで抱える課題(獣害、林業従事者の労働安全、自然災害対策、高齢者見守り等)に対し、独自のLPWA無線技術(920MHz帯/250mWの陸上移動局(登録局))を用いた、各種取り組み事例を紹介されました。
ファシリテーター: 総務省地域情報化アドバイザー 山形 巧哉(やまがた たくや)氏 パネリスト: 今金町総務財政課 係長 伊藤 翔(いとう しょう)氏 上士幌町デジタル推進課 主査 山ア 大地(やまざき だいち)氏 東日本電信電話株式会社北海道事業部 寺林 智弥(てらばやし ともや)氏 沖電気工業株式会社北海道支社 宮ア 諒(みやざき りょう)氏 株式会社フォレストシー IoT通信事業部 課長 藤本 晶史(ふじもと あきふみ)氏 総務省情報流通行政局地域通信振興課 課長補佐 日上 俊祐(ひかみ しゅんすけ)
会場登壇者
最後に、「ネクストリーダーズと考える”これからのDX人材”」をテーマに、パネルディスカッションを実施しました。 総務省地域情報化アドバイザーの山形 巧哉氏をファシリテーターに迎え、次世代のリーダーとして期待される6名のパネリストがそれぞれの経験・立場を踏まえ、未来志向で語っていただきました。
ステージ全景
ファシリテーター 山形氏
NTT東日本 寺林氏
沖電気工業 宮ア氏
今金町 伊藤係長
オンライン配信模様
会場後方では、共催する北海道テレコム懇談会の企画・協力により、地域課題解決に役立つ「ソリューション紹介コーナー」を設置し、具体的なソリューションパンフレットや機器展示が実施され、来場の皆様からも多くのご関心を頂きました。
会場配置図および展示ソリューション一覧につきましては、以下リンク(北海道テレコム懇談会のホームページ内)からご参照ください。
【北海道テレコム懇談会HP】
会場配置図 展示ソリューション一覧
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