総務省は、12月12日(木曜日)に、札幌市内において「電波の安全性に関する説明会」を開催しました。
この説明会は、電波の人体への影響・安全性について不安を持たれている方々に、総務省の取組や実際の生活環境における電波レベルの測定結果について、わかりやすく解説するために実施したものです。
当日は総務省及び国立研究開発法人情報通信研究機構の担当者から説明を行い、会場及びオンラインにより74名の参加者がありました。
【講演1】「電波の安全性に関する総務省の取組」
総務省総合通信基盤局電波部電波環境課 課長補佐 水井 健太(みずい けんた)から、電波防護指針の概要、電波の安全性に関する研究と国際動向、電波が医療機器等へ与える影響等の防止について説明を行いました。
【講演2】「実環境における電波レベルの測定結果」
国立研究開発法人情報通信研究機構電磁環境研究室 研究マネージャー 大西 輝夫(おおにし てるお)氏から、放送局や携帯電話基地局等からの電波の強さについて、実際の生活環境において測定したデータと電波防護指針の基準値の比較を行なった結果、電波のレベルは基準値以下であること等の説明が行われました。
講演の後、皆様から寄せられた質問にお答えしました。
主なご質問は、次のようなものでした。
・携帯電話を長時間使用すると、人体にどのような悪影響が生じるのでしょうか。
・携帯電話の中継アンテナが町中にたくさん設置されているように感じますが、身体への影響は無いのでしょうか。
・埋め込み型医療機器への影響について知りたいです。
・日本と欧米の基準値や法令の違いについて知りたいです。
総務省では今後も安心・安全に電波を利用することができる環境を実現するために活動するとともに、皆さまに必要な情報通信分野の情報提供を積極的に行ってまいります。