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外国規格の無線機使用禁止に係る説明会
「守ろう!ニセコエリアの電波環境」をニセコ町で開催

令和7年2月12日up
 北海道総合通信局は、1月30日(木曜日)に、ニセコ町において外国規格の無線機使用禁止に係る説明会「守ろう!ニセコエリアの電波環境」を開催しました。
 この説明会では、インバウンドの増加に伴い、同エリアにおいて日本では使用できない外国規格の無線機による使用が増えていることから、外国人観光客と接する機会が多い観光業等の関係者へ状況と外国規格の無線機が地域住民の暮らしに与える影響をお知らせするとともに、観光客等への周知啓発について説明しました。
 
説明会の模様(参加者:22名)
説明会の模様(参加者:22名)

【概要】「守ろう!ニセコエリアの電波環境」

 説明会では電波利用環境課の遠藤課長補佐から、外国規格の無線機の概要、その無線機による防災無線等の重要無線への影響・妨害例、使用した場合の罰則、ニセコエリアにおける近年の使用状況や、北海道総合通信局における周知啓発状況、日本で使用できる無線機及びデジタル簡易無線(登録局)のレンタル制度等について説明を行いました。
 特にニセコエリアにおいては、テレビ中継用の周波数と外国規格の無線機の周波数帯が重なっていることから、テレビ放送に障害が発生するおそれがある等、具体的な住民への影響について説明を行いました。  
 また、説明後、参加者から寄せられた質問にお答えしました。主なご質問は、次のとおりです。
 
Q:外国人観光客が無線を使用したい場合は、どのような無線機が適切なのか。
A:デジタル簡易無線(登録局)のレンタルがおすすめである。レンタルを受ける方は手続不要で使用できる。
 
Q:日本で使用できると説明のあったこれらの無線機は手続が必要なのか。
A:デジタル簡易無線(登録局)は、購入後北海道総合通信局へ登録申請が必要であり、特定小電力無線は、購入後すぐに使用可能(手続き不要)できる。IP無線は、携帯電話事業者との契約後使用可能である。

展示ブース

 本説明会では、外国規格の無線機及び日本で主に使用される無線機を展示しました。
 

 使用できない外国の無線機
使用できない外国規格の無線機

日本で主に使用される無線機
日本で主に使用される無線機

 北海道総合通信局では今後も電波環境を保護する活動に取り組んでまいります。
 
<参考報道資料>
・守ろう!ニセコエリアの電波環境(令和7年1月9日 当局報道資料)
 https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/2025/0109a.html

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