インターネットの世界はたいへんすばらしいものです。
時間と距離を縮め、あらゆる情報が瞬時に入手でき、さらには世界中の多くの人々と交流を深めることを可能にした世 界です。
このインターネットの世界に入るには、パソコンの通信機能を利用する必要があります。もっとも、パソコンを購入し たからと言って簡単にこの世界に入れるという、夢の玉手箱ではありません。
この機能は、ある程度の専門知識を必要としますが、多くの方々が自由に、そして簡単に利用できるよう、操作が簡便 化されてきています。
また、当省では、このような機器の開発を支援するなど、関係機関や製造業者に働きかけを行っています。
しかしながら、今のところ家電製品並みの簡単な操作性を有しているわけではありませんので、利用者の皆さんには、 必要最低限の基礎知識は習得していただかなければなりません。
インターネットの世界すべてを管理している者は存在しません。このため不正アクセスやウイルス、ネット詐欺のよう なものが後を絶ちません。
これらの被害に遭わないためにも、知識を十分に習得していただくことは大切なことです。
インターネットトラブル事例集(総務省ホームページ)のダウンロードはこちらです。
A1:
パソコンなどの機器を購入したら、インターネットへの接続(通信)環境を提供するプロバイダなどと契約する必要がありますが、たくさんの通信会社が多彩なサービス(プラン)を提供しています。ケーブルテレビにご加入の場合は、ケーブルテレビ会社がサービスを行っていることもあります。
サービス内容が充実している場合は料金も高くなります。ご自身の希望や利用形態に合わせ、会社やサービスを選択する必要がありますが、パソコンを購入する際の電気店や、お知り合いの方で詳しい知識をお持ちの方に相談されることもひとつの手段です。光ファイバやADSL、ダイヤルアップといった接続がありますが、それぞれの特徴をよくご理解ください。
最近では不正アクセスやウイルスメールといったものが横行しています。ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトの導入など、対策をお勧めいたします。
また、セットアップサービス付きでパソコンを購入された場合は、必ず訪問したサービスマンに注意事項などを確認してください。
A2:
選択は利用者皆さんの自由です。
皆さんの利用形態に照らし合わせて選んでいただくことになります。
各通信会社は法律を遵守し、日々良好な通信サービスを提供するよう、努力していますが、この中から、安全性、信頼性、利用料金、サービス提供条件、サポート体制など、さまざまな要因を検討されてから選択してください。安易に低料金だからということのみで選択するのも避けましょう。利用者自らが調査、研究し、選択することが大切です。
A3:
契約書をご覧いただくか、ホームページから検索してください。また、契約書やパソコンの設定を記載した書類は大切なものですので、紛失しないように大切に保管しましょう。
A4:
契約しているプロバイダなどに相談してください。プロバイダなど通信会社の回線、設備に問題がないと判断された場合は、ご自身でお使いのパソコンやソフトウエアに原因がないかどうかを確認してください。パソコンの設定などに原因がある場合は、ご自身で対処方法を探していただかなければなりません。
A5:
平成27年2月から、NTT東西が光サービスの「卸売」を開始しました。この「卸売」の提供を受けてたくさんの事業者が光サービスを一般消費者向けに提供しています。
しかし、電話等による不適切な勧誘を受けた結果、「説明された利用料金よりも高額になってしまった」「申し込んだ覚えがないのに契約先が変更された」「解約を申し出たら高額の違約金を請求された」等の苦情・相談が増加しています。総務省では、光サービスの卸売に係る不適切な勧誘についての注意事項をまとめ、注意喚起しています。
セールストークを鵜呑みにせず、本当に必要なサービスか、現在の利用料金と比較してどの程度変わるのか、よくご検討ください。
また、必要ない場合は、曖昧な対応は避け、はっきりと断ることが大切です。不適切な電話勧誘に対する総務省の注意喚起の内容はこちらをご覧ください。
A6:
いくつかの相違点、注意点など特徴があります。
こちら(国内・国際電話サービス(FAQ)-Q3)をご覧ください。
A7:
サイトによっては、画像などをクリックしたときに接続ソフトをダウンロードしてしまい、パソコンにインストールすることがあります。
ネットワーク接続を確認してください。不明な接続先が設定されている可能性がありますので、直ちに当該する接続先を削除します。
A8-1:
サイト運営者及びプロバイダへ申し出てください。各社は適切な対応をとる義務を負っています。
また、このことで実際に被害を受けている場合は、最寄りの警察へ赴いて被害届の提出を含めて相談をしてください。
その際には、送られてきた迷惑メールを消去せず、証拠として残しておいてください。
A8-2:
迷惑メール相談窓口として「迷惑メール相談センター」へ申し出てください。同センターでは、迷惑メールでお困りの方からのご相談をお受けし、その対策などのアドバイスを行っています。
こちら(迷惑メール相談センター)をご覧ください。
A9:
掲示板の管理者へ申し出てください。もしくは、その掲示板を載せているプロバイダに申し出てください。その際には、どこの掲示板のどこの部分であるということを明確に伝えてください。
A10:
社会通念上の問題点として、ネットオークション主催者が利用規程に基づいて判断するものです。また、「公序良俗に反した」かどうかは個別に判断されることとなります。
この場合は、主催者と参加者の当事者間で問題解決を図っていただくことになります。
A11:
ネットオークションは、売り手と買い手が手軽に利用できる大変便利な手段として、利用する方々が急速に増えてきました。
このため、トラブルの発生も多くなってきていますが、ネットオークションといえど、あくまで「個人間の取引」となりますから、売り手と買い手の両者間で解決を図っていただくべきものとなります。
相手との連絡が取れない、あるいは連絡が取れても誠意ある返答がないなどの場合は、詐欺であることも考えられます。速やかに法律の専門家などにご相談ください。
ネットオークションは大変便利ですが、「取引相手とご自身との信頼関係」のもとに安全な取引が成り立つものです。見知らぬ者どうしの取引であり、このようなトラブルが発生する可能性があるという危険性を認識したうえで、利用者の自己責任で慎重にご利用ください。
また、ネットオークションをご利用になる際は、主催者の提示する利用規約を承諾したうえでご利用になることが前提です。利用規約をよく理解していただくことが大切です。