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「サイバーセキュリティ・カフェin奈良」を開催(2021.11.15)

2021年11月25日 掲載

 近年、標的型攻撃による機密情報の搾取やランサムウェア等のウイルスによる被害、また、内部不正や不注意による情報漏えいなど、サイバー攻撃・事故によるサイバーセキュリティ上の脅威は年々増大しており、サイバーセキュリティ対策の必要性はますます高まっています。

サイバーセキュリティ・カフェin奈良(チラシ)

 関西サイバーセキュリティ・ネットワーク事務局(※)は、11月15日(月)、奈良県大和郡山市内において、中小企業、団体などを対象とし、サイバーセキュリティ対応について、素朴な疑問を気軽に相談できる座談会とサイバー攻撃の現状や必要な対策について、分かりやすく説明する講演を組み合わせた「サイバーセキュリティ・カフェ in 奈良」を開催いたしました。

 まず、『ハードウェアからの情報漏えいリスクとその対処法』と題し、奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授 林 優一 氏より、サイバー攻撃の先端事例として、電磁波を通じた情報漏えいについて、実験デモの映像による紹介があり、また、身近な情報漏えいの事例として、ハードディスクドライブなどの記憶媒体の不適切な扱いによる情報漏えいのリスクについて紹介があり、記憶媒体の暗号化や破棄の方法など具体的な対応方法について説明がありました。

写真:奈良先端科学技術大学院大学 林 優一 氏
奈良先端科学技術大学院大学
林 優一 氏

 

 次に、『サイバー攻撃の傾向と対策』と題し、奈良工業高等専門学校 情報工学科サイバーセキュリティ教育研究部門 准教授 岡村 真吾 氏より、最近のサイバー攻撃・事故の傾向として、対象を定めた攻撃、内部からの情報漏えいに加え、近年増加しているテレワークやクラウドサービスの利用に関する事故などについて説明があり、各々対策のポイントについて、解説されました。

写真:奈良工業高等専門学校 岡村 真吾 氏
奈良工業高等専門学校
岡村 真吾 氏

 

 そして、最後に、近鉄ケーブルネットワーク株式会社 デジタル推進室 室長 後藤 浩司 氏をモデレーターに迎え、講演を頂いたサイバーセキュリティ専門家の2名のパネリストとともに座談会を行いました。 座談会では、事前に参加者から示された質問・疑問に加え、当日会場の参加者からの質問・疑問について、座談会のメンバーより、専門家の視点による回答・解説がなされました。

写真:近鉄ケーブルネットワーク株式会社 後藤 浩司 氏
近鉄ケーブルネットワーク株式会社
後藤 浩司 氏

座談会の様子
座談会の様子

 

写真:座談会の様子(会場からの質問(1))
座談会の様子(会場からの質問(1))

座談会の様子(会場からの質問(2))
座談会の様子(会場からの質問(2))

 

 本イベントは、参加申込者が会場の定員を上回り、オンラインによる同時配信が行われ、会場・オンラインの計30名が参加し、また、座談会では、参加者からの質問が多く、当初予定していた時間を上回るなど、参加者のサイバーセキュリティに対する関心の高さが伺えました。

 近畿総合通信局は、今後も関係機関と連携して、近畿地域でのサイバーセキュリティ対策の周知・啓発に取組んでいきます。

※関西サイバーセキュリティ・ネットワーク事務局:近畿総合通信局、近畿経済産業局、一般財団法人関西情報センター

  <関連資料>

連絡先

近畿総合通信局 サイバーセキュリティ室/情報通信部 情報通信連携推進課
電話:06−6942−8623

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