近畿総合通信局と近畿情報通信協議会は、2022年2月1日、「デジタル変革時代における電波利用」セミナーをオンラインで開催しました。
セミナーでは、社会全体でデジタル化が一層進んでいく中、これを支えるネットワークとなる電波利用の政策上の課題や目標について解説するとともに、これから身近になっていく次世代のワイヤレスシステムを紹介しました。
<セミナー1>
はじめに、令和3年8月に取りまとめられた「デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書」の概要を総務省 総合通信基盤局 電波政策課の荻原 直彦 課長から「デジタル変革時代の電波政策について」と題して電波利用の変遷とともに、5G、ローカル5G、ダイナミック周波数共用などについて詳しく紹介いただきました。
<セミナー2>
次に、同報告書で、次世代を支える電波システムとして分類され、まもなく制度化される、空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムについて、株式会社Space Power Technologies 代表取締役CEO 古川 実 様から、その仕組みや利便性など同社が実験を行っている内容を交えて、ユースケースの紹介や将来展望についてお話いただきました。
<セミナー3>
最後に、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター宇宙通信システム研究室室長 辻 宏之 様から「Beyond5GにおけるNICTの宇宙通信の研究開発について」と題して、海上、地上においてもシームレスな通信を行うために成層圏を飛行する無人飛行機や通信衛星などを利用した3次元の通信ネットワークへと拡張していくことにより、分散型社会への移行につながる社会課題の解決が期待されるとお話いただきました。
<おわりに>
急遽予定変更で、会場での開催を断念し、オンライン開催のみとなりました。
経験も少ないことから不安もございましたが、みなさまのご協力により、無事、多くの方にご参加いただけました。担当者一同御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
今後もみなさまのご希望に添えるような新しい情報をセミナー等を通じて提供してまいります。次の機会もご参加お待ちしております。