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「近畿ローカル5G推進フォーラム」第8回会合を開催(2023.3.13)
−まだまだ広がるローカル5Gの世界−

2023年5月16日 掲載

主催者挨拶(井上局長)

 近畿総合通信局は、近畿情報通信協議会の協力により、2023年3月13日(月)に大阪市内の会場で、「近畿ローカル5G推進フォーラム」第8回会合を開催しました。本会合では、ローカル5Gの円滑な導入を目指し、ローカル5Gの活用事例、フォーラム構成員の取組紹介、施策説明等を行いました。開催に先立ち、井上局長は、「様々な主体がローカル5Gの特徴を活かした活動に取り組んでいるが、本フォーラムの活動はこれらの成果につながった。」と挨拶しました。

 

 まず、ローカル5Gの活用事例として、京セラコミュニケーションシステム株式会社 経営企画部研究部 部責任者 日比 学氏から、「ローカル5G工場導入の勘所」と題し、2022年1月から4月にかけて実施された同社滋賀野洲工場におけるローカル5Gの課題実証についてご説明いただきました。また、株式会社愛媛CATV 専務取締役 白石 成人氏からは、「愛媛をローカル5Gの聖地に!〜愛媛CATV奮闘記〜」と題して、ローカル5Gの活用による地域活性化に関する取組についてご紹介いただきました。


京セラコミュニケーションシステム株式会社 日比 学氏


株式会社愛媛CATV 白石 成人氏

 
 

 その後、フォーラム構成員であるシャープ株式会社、DXアンテナ株式会社、電気興業株式会社、株式会社日立システムズ、SMFLレンタル株式会社から、ローカル5Gの普及展開に向けた機器の開発・実証状況・サービス等をご紹介いただきました。また、総務省からは、総合通信基盤局電波部移動通信課の入江 晃史移動通信企画官がローカル5Gの現状や課題について説明を行い、近畿総合通信局の野尻 英行無線通信部長から、近畿管内の情勢報告として、管内におけるローカル5G無線局の申請状況等について説明を行いました。

 総括として、座長代理を務めた京都大学大学院教授の原田 博司氏は、「導入に向けた利点や課題等の情報が共有されるなど活動で得られたことは多く、本フォーラムは非常に意義があった。一方で、まだまだ課題が多いということも明確になり、今後継続議論する必要がある。」との認識を示されました。また、座長を務めた大阪大学大学院教授の三瓶 政一氏は、「ローカル5Gの最も重要な点は、従来のキャリアによるビジネスから独立することであり、ユーザーを意識し、前へ進めてほしい。」と締めくくられました。


京都大学大学院教授 原田 博司氏


大阪大学大学院教授 三瓶 政一氏

 
 

 本フォーラムは、ローカル5Gに関する情報の共有を図るとともに、地域社会の課題解決のために最適なローカル5Gの導入を促進するため、関心を寄せる地方公共団体、企業等の結節点となり、近畿管内のローカル5Gの健全な発展に寄与することを目的として2020年7月3日に発足しました。第1回会合から続いた活動は、今回を最終会合とし、開催要綱のとおり3月31日をもって終了し、今後は近畿情報通信協議会の「近畿ローカル5G普及推進委員会」に活動の場を移すこととなりました。近畿総合通信局は、同協議会と連携し、引き続き管内のローカル5Gの普及推進に取り組んでまいります。


<配布資料> <関連報道資料> <参考>

連絡先

近畿総合通信局 情報通信部 情報通信振興課
電話:06-6942-8520

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