関西サイバーセキュリティ・ネットワーク事務局※1は、2024年2月17日(土)に大阪市内の会場でサイバーセキュリティに興味はあるがこれまで学んだことがない学生等を対象に、セキュリティ人材の裾野を広げることを目的として「CTF※2ワークショップin大阪」を開催し、13名の方にご参加いただきました。
国立研究開発法人情報通信研究機構ナショナルサイバートレーニングセンター長の園田 道夫氏より、「セキュリティとCTF」についてご講演いただきました。園田氏は「セキュリティの仕事は、脆弱性を見つけることや、トラブルやインシデントの原因を突き止める“謎解き”のようなもの。CTFは謎解きにつながる突破口を見つけるセンスを養うことに役立つ。CTFを通じて、楽しみながら謎解き力を身につけてほしい」と参加者へメッセージを送られました。
引き続き、講師の園田氏とCTFの作問者である株式会社セキュアサイクル取締役兼サイバーセキュリティ部長の中野 佑亮氏より、CTFの解き方の参考となるツールの紹介や、今回の問題のヒントをご説明いただいた後、参加者に問題に取りかかっていただきました。最高得点は710点を獲得した高校生の参加者で、「何回かCTFに参加しているが、結果を残せてうれしい」というコメントがありました。他の参加者からも楽しかったといった声が聞かれました。
株式会社セキュアサイクル
取締役兼サイバーセキュリティ部長
中野 佑亮 氏
CTFの問題
本イベントでは、講師に質問しながら真剣にCTFに取り組む様子が見られ、サイバーセキュリティに対する関心の高さを伺うことができました。
近畿総合通信局では、今後も、他の関係機関と連携して、地域のサイバーセキュリティ対策の周知・啓発に取り組んでまいります。