近畿総合通信局は、2025年9月17日(水)に大阪・関西万博会場内で開催された「NICTネクストアントレプレナーズピッチsupported byスタートアップチャレンジ甲子園×高校生ビジネスプラン・グランプリ(以下、「NICTネクストアントレプレナーズピッチ」)」(主催:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT))において、出場チームの中から選出した1チームに近畿総合通信局長賞を授与しました。
NICTネクストアントレプレナーズピッチは、「わたしがミセタイ、ちょっと先のミライ 〜ICTでひらくトビラ〜」をテーマとした、起業家精神あふれる若者たちによるICTビジネスアイデアのピッチイベントです。「スタートアップチャレンジ甲子園」を共同で開催している大阪府及び兵庫県、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」を開催している株式会社日本政策金融公庫、それぞれから推薦を受けた高校生(卒業生含む)9チームが出場し、それぞれがこれまで磨いてきたユニークなアイデアを披露しました。
ピッチの前後には、ICTメンターの方々や、ビデオメッセージで吉村大阪府知事、齋藤兵庫県知事から出場チームに向けた激励の言葉をいただき、会場はさらに熱気に包まれました。
<近畿総合通信局長賞>
日本語が第一言語でない小中学生・高校生が、授業で分からないことを母国語で質問できる教育支援プラットフォーム「Inter.S(インターエス)」を発表した兵庫県立国際高校のチーム「The Super Web」が受賞しました。
このアイデアは、小学校6年のときに来日したメンバー1人の「質問をしようと思っても言葉にできず、教員側も時間や労力の制約があって寄り添いたくても十分にできない。」という体験が基になっているとのことです。
同チームには、野水局長から表彰状が授与されました。

<NICT賞>
人に薦めたいたほど応援するキャラクター、いわゆる「推し」にスケジュールを管理してもらうアプリ「おたスケ」を発表した神戸女学院高等学部のチーム「無罪放免」が受賞しました。
彼女たち「Z世代」の課題感の一つに、予定を忘れてしまう、予定の記入日を誤ってしまう、といった日常生活における重大なうっかりミスがあるそうです。そこで、「大好きな『推し』の言うことなら聞き逃さないし、毎日アプリを開くことで予定や記憶も定着する。」と考え、このアイデアを発表するに至ったとのことです。
同チームは、米シリコンバレー研修の機会及び、来年3月10日(火)に開催される「起業家甲子園」への挑戦権を獲得しました。

<パートナー企業特別賞>
| 賞名 | アイデア名 | 受賞チーム |
|---|---|---|
| アイコム賞 | 健康電気シーツKクール&健康電気毛布Kウォーム | イニシャルK |
| NTT西日本賞 | 神社を未来に繋げるアプリ「Kamimi」 | 森田麻位 |
| オムロン賞 | 食品ロス削減アプリ「LOSS FINDER」 | フロンティアズ |
| KDDI∞Labo賞 | 健康電気シーツKクール&健康電気毛布Kウォーム | イニシャルK |
| 枚方信用金庫賞 | flography(フログラフィー) | かり・ふらわー |
| 堀場製作所賞 | おたスケ | 無罪放免 |
