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近畿スマホサミット2026を開催(2026.1.11)

2026年2月17日 掲載
 近畿総合通信局は、スマートフォン時代に対応した青少年のインターネット利用に関する連絡会(スマホ連絡会(近畿))※1、一般社団法人ソーシャルメディア研究会及び近畿情報通信協議会とともに、2026年1月11日(日)に、青少年のインターネット・リテラシー向上を目的としたシンポジウム「近畿スマホサミット2026」を開催しました。近畿2府3県から小中高校の児童・生徒・先生方、計55名にも参加いただき、その模様を会場で19名、オンラインで101名の方に観覧いただきました。
※1 青少年のインターネット・リテラシー向上に資する情報共有や啓発活動等を行うために、近畿2府4県の関係団体等(自治体、警察、学校関係者、電気通信事業者、有識者等)で構成された広域的な連携組織(2012年12月設立)
 開会にあたり、主催者を代表して近畿総合通信局の野水局長から、「小学生にもスマートフォンが普及する一方で、問題も深刻化している。このため、近畿総合通信局では、リテラシー向上を目的として2年前に「近畿スマホサミット」を始め、これまでの2回はいずれも大変ご好評をいただいた。昨年、総務省が中心となって官民連携プロジェクト「DIGITAL POSITIVE ACTION」を開始したが、「近畿スマホサミット」はその先駆けとなる取組である。本日のサミットにおいて、インターネットの安心・安全な利用について深く考えた気づきを今後の自分の行動に反映するとともに、周りの人々に広げていただきたい。」と挨拶しました。
近畿総合通信局 野水局長

1 講演

「こどもとネットの今」 スマホ連絡会(近畿)座長 兵庫県立大学 竹内 和雄 教授
 コロナ禍で「Society 5.0※2」が急激に進展し、オンライン授業やGIGAスクール構想など、生活が向上する一方で、ネット依存や誹謗中傷等の危険性、不適切動画の投稿による多額の損害賠償の発生など、現代のネット社会をめぐる状況についてご説明いただきました。
 さらに、「ネットは便利で楽しいものであるが、使い方を誤るとSNSの炎上など大変なことになる。今日は、ネットを賢く使うにはどうしたらよいかを大人とこどもが一緒に考える場にしたい。」とお話いただきました。
※2 日本が目指すべき未来社会の姿として2016年に内閣府が提唱。
竹内 和雄 教授

2 生徒による取組発表

 以下の各校の児童・生徒の皆さんから、地域の小・中学校での出張授業、AIを活用した校内アンケートの作成・分析・利活用、自作した架空の偽サイトによるネットトラブルの疑似体験、企業と連携したスマホ制限アプリの導入など、インターネットの適切な利用について主体的に考えた、オリジナリティのある取組を発表いただきました。
  • 小林聖心女子学院小学校・中学校(兵庫県)
    「デジたす(+)委員会」
  • 寝屋川市立第七中学校(大阪府)
    「ネット利用をみんなで考えるプロジェクト 取り組み報告」
  • 京都府立朱雀高等学校(京都府)
    「安心安全啓発動画、情報モラルに関する授業、あいさつ運動」
  • 滝川第二中学校・高等学校(兵庫県)
    「私たちの取り組み」
  • 開智高等学校(和歌山県)
    「情報モラルワーキンググループ」
  • 東大阪市立縄手北中学校(大阪府)
    「小学校へ出張授業、今後の展開について」
  • 奈良市立一条高等学校(奈良県)
    「本校のスマホに係る特徴、今までの取り組み、これからの取り組み」
  • 関西学院高等部(兵庫県)
    「関西学院高等部ICT委員会 活動報告」

3 ディスカッション

 はじめに、コーディネーターの竹内教授から、オーストラリアやEU、デンマークにおける法律によるSNS年齢制限等の動きについて問題提起がありました。
 次に、近畿総合通信局の武本情報通信部長から、海外の現状の説明のほか、「DIGITAL POSITIVE ACTION」や「動画フェスタ」等、近畿総合通信局で推進しているリテラシー向上の取組を紹介しました。
 次に、TikTok Japan 公共政策本部 政策渉外担当部長 金子 陽子 氏から、TikTokにおいて悪質な情報が発信されない環境づくりとして、コミュニティガイドライン※3に基づくAIと人間の審査によるコンテンツ削除や「AI生成」ラベル表示の義務化、真偽を検証できないコンテンツに対する「信ぴょう性未確認」のラベル付け等の安全対策を実施していることをご説明いただきました。また、「DIGITAL POSITIVE ACTION」の一環として、総務省や専門家、NPO等と連携したワークショップや啓発フォーラムを開催する等、インターネットの安心・安全な利用に向けて取り組んでいることについてお話いただきました。
※3 TikTokのコミュニティに参加するユーザーが守るべきルール、モデレーションの基準を明示


近畿総合通信局 武本情報通信部長


TikTok Japan 金子 陽子 氏

 
ディスカッションの模様

 その後、各校の取組発表や提言を踏まえ、生徒・大人それぞれの視点から、インターネットの適切な利用や活用方法等についてディスカッションを行いました。
 まとめとして、コーディネーターの竹内教授から、「ネット依存傾向のあるこどもは、生徒会や友達同士で作ったルールは納得して守る傾向にあり、親子のルールもしっかり話し合って双方が納得していれば、破られる確率は低くなる傾向にある。」とデータに基づいた問題提起をいただきました。
 そして、「今はまだ「点」のような小さな活動だけど、これが平面、そして立体へと広がっていくかもしれない。今回はその出発くらいはできたのではないか。」「(参加者に)ただ話すだけで終わらず、ぜひ何か行動を起こしてほしい。一気には向上しないが、今の自分よりも少しずつ上がるようにしていけば、まだまだ向上できる。」とお話いただきました。
参加者全員で記念撮影

 近畿総合通信局では、今後も関係団体と連携し、「DIGITAL POSITIVE ACTION」の旗印の下、青少年を含む幅広い世代のインターネット・リテラシー向上に取り組んでまいります。

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連絡先

近畿総合通信局 情報通信部 電気通信事業課
電話:06-6942-8512

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