新春年頭のご挨拶

平成30年1月4日

 平成30年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。

 

 本年は東日本大震災から7年、「復興・創生期間」の3年目の年です。関係者のご努力により、復興は着実に進展していますが、まだ多くの方々が震災前の生活に戻れていないというのが実情であり、引き続き復興を加速していく必要があります。また、昨今、ICT、特にIoTAI、ロボットなどの技術進展によるイノベーションの機運が急速に高まる中で、その社会実装により、安心・安全で豊かなまちづくり、人口減少・少子高齢化への対応、地場産業の振興など様々な社会的課題を解決し、東北の地方創生へ貢献することが期待されています。

 

 東北総合通信局では、このような状況を踏まえ、「ICTで活気ある東北のまちづくり」をスローガンに掲げ、東北地域の産学官の関係者の方々と連携させていただき、引き続き東北地域の発展に向けた以下のような取り組みを進めてまいります。

 

 復興支援として、携帯やブロードバンド、テレビ共聴など情報通信基盤の整備を進めるともに、いつ起こるか分からない災害から身を守り、安心・安全なくらしを確保するため、放送ネットワークの強靱化、防災行政無線のデジタル化、ラジオ難聴の解消、Lアラートの利活用促進等を進めていきます。

 ICTの社会実装により東北の地域創生に貢献するため、観光、農林水産、教育、医療・健康等の様々な分野へのIoTの社会実装を支援・推進するとともに、公衆無線LAN環境の整備、携帯電話の通信エリア拡大などの通信基盤整備の支援を進めていきます。また、放送に関しては、本年121日から始まる「新4K8K衛星放送」の円滑な普及に努めるとともに、放送コンテンツの海外展開支援などを進めてまいります。

 

 更に、多様化する電波利用を含めたICTの利用環境整備の観点からは、IoT機器の爆発的な普及などに伴い喫緊の課題となっているサイバーセキュリティ対策やSNSなどの利用に関する情報リテラシーの啓発活動、電波監視の充実・強化、警察署・海上保安庁等との不法無線局の共同取締りなどを行ってまいります。

 

 本年も、東北地域の発展と活気あるまちづくりに貢献できるよう、職員一丸となって全力で取り組んでまいりますので、皆様からのご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

    東北総合通信局長 伊丹 俊八

 

連絡先

 東北総合通信局
 総務部 総務課 企画広報室
 TEL:022-221-0638

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