「防災推進国民大会2021」に出展
−非常災害時における通信・放送の確保−

令和3年12月16日

　秋晴れの中、11月6日（土）と7日（日）の両日、岩手県釜石市において防災推進国民大会（ぼうさいこくたい）2021が開催されました。東北総合通信局は、情報通信研究機構、日本地域放送支援機構及びNHKテクノロジーズと連携して、屋外展示ブースを設け、以下の災害対策用資機材の実物展示とデモを実施しました。

1. 災害対策用移動電源車
2. 災害対策用可搬型発電機（ガソリン/LPG）【ガソリンタイプをブース内電源として常時稼働】
3. 災害対策用移動通信機器（衛星携帯電話［ワイドスター（専用ルーターを含みます）、イリジウム、アイサットフォン］、MCA無線、デジタル簡易無線）
4. 臨時災害放送局設備【実験試験局として、出展中は常時試験電波を発射】
5. 可搬型予備TV送信設備【実験試験局として、出展中は常時試験電波を発射】
6. 耐災害ICTシステム（NerveNet）

　当局のブースには、一般の方をはじめ、地方自治体、報道機関及び防災関係機関（法人・団体等）の方々など、2日間で約180名の方にご来場いただきました。
　災害時においては、対応する関係者が相互にそれぞれの役割を確認した上で、これらの有用なツールを柔軟に運用することで、通信と放送を確保することができます。当局では、防災・減災対策の一環として、これらの資機材の無償貸与制度等を整えており、災害に強いICTシステムの社会実装に向けた取組を進めています。
　今般のイベントへの出展を通して、総務省の防災・減災施策をより多くの方々にお知らせすることができました。当局では、災害対策用資機材の貸与等に当たって迅速かつ柔軟に対応するように努めています。必要な場合には躊躇無くご相談をいただけることを期待しています。