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違反運用を行うアマチュア無線局に対する指導を実施
− 山形県内で初めてJARLと連携運用 −

令和3年11月29日

 東北総合通信局(局長:杉野 勲)と一般社団法人日本アマチュア無線連盟東北地方本部(本部長:尾形 和俊。以下「JARL」といいます。)は、11月12日(金)に山形県鶴岡市内(ふるさと村宝谷)で、規正用無線局(※1)とガイダンス局(※2)との連携運用を行い、アマチュア無線局(以下「アマチュア局」といいます。)の違反運用者に対する指導を実施しました。

 アマチュア局は、専ら個人的な無線技術の興味に基づいて多くの方が趣味で利用されており、土木工事などで利用されるダンプ車両間での通信を楽しむためにも利用されています。近年、土木工事が増えることでダンプ車両等への設置も増加しており、次のような電波法令の違反運用に関する申告が多数寄せられています。
  •  アマチュア局用の周波数使用区別を守らない
  •  呼出符号(コールサイン)を送出しない
  • 業務通信を行う
  • 周波数を占有する など

 JARLとの連携運用は、電波法令に違反しているアマチュア局に対して、まずはガイダンス局が広報メッセージを送出し、違反運用が改善されない場合に規正用無線局から指導を行うものです。東北総合通信局管内では平成30年から宮城県、福島県及び青森県で実施しており、山形県内では今回が初めてとなります。

 規正用無線局からの規正の電波発射は、違反運用者の車両を特定しなくても直接、違反運用者に対して注意喚起や指導を行うことが可能であり、速やかに違反運用の是正を図る上では非常に高い改善効果があります。
 今回の連携運用では、JARLのガイダンス局の電波発射回数は15回、当局規正用無線局の電波発射回数は3回行い、これにより違反運用の全てが是正されました。

 東北総合通信局では、今後も東北管内の各地でJARLと連携して、電波法令の遵守を呼びかけていくこととしています。

(※1)規正用無線局とは、総務省が開設する無線局で、違反運用を即時に停止するように促すメッセージを送出するものです。
(※2)ガイダンス局とは、JARLが開設する無線局で、アマチュア局の適正な運用を確保するための広報メッセージを送出するものです。

連携しての指導の模様1

   【違反運用者に対して警告メッセージを送出】

 

連携しての指導の模様2

       【規正用無線局のアンテナ設置】

 

連携しての指導の模様1

           【規正用無線局】

 

連絡先

東北総合通信局
電波監理部監視課
TEL 022-221-0633

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