新春年頭のご挨拶

令和3年1月4日

局長

東北総合通信局長 田尻 信行

 

 新年あけましておめでとうございます。謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 昨年来、世界的に流行している新型コロナウイルス感染症への対応においては、情報通信技術(ICT)が大きな役割を果たしています。日本では、テレワーク導入やオンライン教育の実施、デジタル庁設置検討など、企業や学校、行政等におけるデジタル化が加速しています。東北においても、デジタル化やICTの利活用を推進して様々な課題の解決等を図ることが重要であり、当局としてこれを積極的に支援していく所存です。

 

 デジタル化の推進には情報通信インフラが整備されていることが不可欠です。令和2年度補正予算等での光ファイバ整備支援等もあり、従来型の基幹的インフラが東北を含め全国でほぼ整備されつつあるなか、次の基幹的インフラとして、5G(第五世代移動通信システム)への期待も高まっています。国内での5G商用サービスの提供が昨春から開始され、ローカル5Gの活用が本格化する段階を迎え、当局としても、昨年11月に立ち上げた「東北5Gデジタル変革推進フォーラム」を通じて、東北地域における5Gを活用したデジタル変革の推進を図ってまいります。

 
 

 



 また、本年、東北においては、1年延期となった東京オリンピック・パラリンピック競技大会のサッカー、野球、ソフトボールの各競技が行われます。大会の円滑な運営に向け、電波監視・無線局検査体制を確保し、大会運営用や放送中継用等の無線通信に対する妨害の排除に取り組むとともに、国外から持ち込まれる無線局の検査等を行ってまいります。

 
 本年3月には、東日本大震災から10年を迎えます。改めて、震災でお亡くなりになられた方々に、心からの哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの皆様にお見舞い申し上げます。本年4月からの5年間は「第2期復興・創生期間」と位置づけられていますが、当局としても、関係機関等と協力しながら、原子力災害被災地域のニーズに応えるよう、復興・創生への支援に取り組んでまいります。これとともに、過去の災害の教訓を生かした防災・減災対策、災害に強いICTの普及等に引き続き取り組んでまいります。

 
 本年も、東北地域の発展、活気あるまちづくり等に貢献できるよう、職員一丸となって全力で取り組んでまいりますので、皆様からのご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

連絡先

東北総合通信局
総務部総務課企画広報室
TEL:022-221-0638

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