新局長就任のご挨拶

令和4年7月7日

【東北総合通信局長　�蜩�　智】

　
　6月28日付けで東北総合通信局長に就任いたしました�蜩�　智です。

　はじめに、先の東日本大震災で亡くなられた方々に改めて哀悼の意を表すとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

　前職は沖縄総合通信事務所長で、地方局での勤務は2か所目となります。
　東北地方には地縁はありませんが、これから各県を訪問させていただき、地域の状況を把握することで、業務に活かしていきたいと思っております。

　東北総合通信局長としてしっかり取り組みたいことは、次の3点です。
1　災害対応、トラブル対応
2　デジタル田園都市国家構想の実現
3　適正な公務の執行、公務員倫理の遵守
 
　まず、東北地方では、自然災害への対応が特に重要です。平時から災害発生時の対応について思考を巡らせ、訓練を行い、体が自然に動くようにしていくことが必要だと考えています。
　ICTは、電力とともに、災害時に優先して復旧が急がれるインフラです。
　携帯電話のトラブルがどれだけ社会経済活動に影響を与えるかは、いうまでもありません。トラブルを100％無くすことは不可能ですが、リスクをどのように低減していくかは、自然災害への対応にも通じるものです。
 
　次に、デジタル田園都市国家構想についてですが、その実現に向け総務省では、本年3月にインフラ整備計画が策定しました。同計画に掲げられた目標達成に向け様々な支援策を推進してまいります。
　東北地域では、光ファイバの世帯カバー率は、昨年度末で99.8％の見込みとなりました。
　4Gの携帯電話の人口カバー率は 99.97％で、5Gのエリア展開については、今後点から面へと拡大する段階になりました。
　今後のユニバーサルサービス化も視野に、更なる整備を支援してまいります。
 
　3点目として、公務員は国民から厳しい目で見られており、公私ともに法令遵守が求められます。私自身も含め、職員に適切に取り組むよう指導してまいります。
 
　今後とも、皆様からご指導・ご鞭撻をいただきますよう、心よりお願い申し上げます。