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アマチュア無線局の違反運用者へ規正局により警告
− 岩手県で初めてJARLと連携運用 −

令和4年8月17日

 東北総合通信局(局長:蜩 智)と一般社団法人日本アマチュア無線連盟東北地方本部(本部長:尾形 和俊 以下「JARL」といいます。)は、8月5日(金)に岩手県紫波町内において、規正用無線局※1とガイダンス局※2との連携運用を行い、アマチュア無線局(以下「アマチュア局」といいます。)の違反運用者へ警告メッセージを送信し指導を行いました。
 アマチュア局は、金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味に基づいて多くの方に趣味として使われており、工事用のダンプ車両間でドライバーが通信を楽しむためにも利用されています。近年、土木工事が増えることで当該車両等への設置も増加しており、次のような電波法令の違反運用に関する申告が多数寄せられています。

 

  • アマチュア局用の周波数使用区別を守らない
  • 呼出符号(コールサイン)を送出しない
  • 業務通信を行う
  • 周波数を占有する など
 JARLとの連携運用では、電波法令に違反しているアマチュア局に対してガイダンス局が広報メッセージを送出し、違反運用が改善されない場合は規正用無線局より指導を行い違反運用の全てが是正されました。
 また、NHKをはじめ民放数社、新聞及び業界誌にも採り上げられ、電波適正利用の啓発活動の一助となりました。
管内では平成30年から宮城県、福島県、青森県及び山形県で実施しており、岩手県内では今回が初めてとなりますが、今後も連携して運用する予定です。
  東北総合通信局では、利用者の法令意識を高めて電波の正しい利用を促進するため周知啓発活動の強化を図るとともに、継続的に違反を行う運用者に対しては厳正に対処することとしています。

(※1)規正用無線局とは、総務省が開設する無線局で違反運用を即時に停止するように警告メッセージを送出するものです。
(※2)ガイダンス局とは、JARLが開設する無線局でアマチュア局の適正な運用を確保するための広報メッセージを送出するものです。
アマチュア局の違反運?を監査(違反運?者に対して警告メッセージを送出)

【アマチュア局の違反運用を監査
(違反運用者に対して警告メッセージを送出)】

総合通信局 規正用無線局

【総合通信局 規正用無線局】

JARLガイダンス局

【JARLガイダンス局】

規正用無線局のアンテナ設置

【規正用無線局のアンテナ設置】

連絡先

  東北総合通信局
  電波監理部監視課
  TEL 022-221-0633

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