令和4年11月22日
携帯電話やWi-Fiなどの無線機器は私たちの生活にかかせない身近なものとなっています。一方、電波が人体に与える影響について心配される方々もおられるものと思います。
電波を安心して安全に利用していただけるように、東北総合通信局(局長:蜩 智)は、令和4年11月11日(金)に「電波の安全性に関する説明会」を秋田県秋田市及びオンライン方式により開催しました。
当日は電波の安全性に関心をお持ちの方や通信事業者など、会場及びオンライン参加あわせて40名のご参加をいただきました。
説明会では、まず総務省から電波利用の拡大、電波防護指針の概要、5Gの健康への影響、電波の安全性に関する研究と国際動向について説明を行いました。
続いて、国立保健医療科学院生活環境研究部の牛山 明先生を講師にお迎えし、「身の周りの電波環境 安全性と健康リスク」と題して、電波環境の健康影響評価や安全な電波環境を担保するためのリスクマネジメントなど、電波や医学に関する多くの数値を用いながら氾濫する科学的情報の識別するための10カ条など、実践的な例をもとに説明をいただきました。
参加いただいた方々からは、情報通信技術が日進月歩の速度で進展している中で、我々が日常生活の中で注意すべきことはといった質問が寄せられました。
これらの質問を受けて、行政側が発信する最新の情報に接することを基本に、これら情報の正確性を見極めるため、個々人が科学リテラシーやリスクリテラシーを高めていくことが重要であることなどについて解説がなされました。
東北総合通信局では、皆様に電波を安心して安全にご利用いただけるように様々な取組を進めてまいります。