新年のご挨拶

令和5年1月4日


蜩局長

 新年あけましておめでとうございます。謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を契機として、デジタル技術の活用が加速化し、社会の様々な手続や経済活動がオンラインでできることが当たり前になった年ではないでしょうか。多くの企業等においてはコロナ禍の生活スタイルにも見合った柔軟な働き方であるテレワークも一般的になりました。

 また、災害時等における情報通信確保の重要性が再認識された年でもありました。東北地域では昨年3月には宮城県・福島県を中心に大地震が発生し、7月から8月には青森県・山形県・宮城県などで豪雨に襲われるなど自然災害が相次ぎました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、私どもも一層気を引き締め、災害時における情報通信の確保に向けて、通信事業者・関係機関との連携強化、被災地への迅速な支援など、必要な対策を講じてまいります。

 本年3月には東日本大震災から12年を迎えます。あらためて、震災でお亡くなりになられた方々に心からの哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの方々にお見舞い申し上げます。令和3年度から令和7年度までは「第2期復興・創生期間」と位置づけられており、震災からの復興・再生は、依然として最優先で取り組むべき課題です。当局においても、原子力災害被災地域のニーズを踏まえ、関係機関等と連携しながら、住民生活や地域経済活動に必要となる光ファイバ、地デジ共聴施設及び携帯電話基地局等のデジタルインフラの復旧・整備等の支援に取り組んでまいります。

 こうしたデジタル技術の活用、災害時や災害後の対応には、光ファイバや5G等のデジタルインフラは必要不可欠であり、岸田内閣の最重要施策である「デジタル田園都市国家構想」の礎となるものです。このため総務省では、「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」を昨年3月に策定・公表しました。

 東北総合通信局では、同計画に基づき、昨年6月に設置した自治体や通信事業者等で構成される「地域協議会」等を通じて、地域のニーズに即した光ファイバや5G等のデジタルインフラの整備等を支援してまいります。

 本年も、東北地域の復興・再生そして発展等に貢献できるよう、職員一丸となって全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 皆様の本年のご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

東北総合通信局長 蜩 智 

連絡先

 東北総合通信局
 総務部総務課企画広報室
 TEL 022-221-0638

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