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「サイバーインシデント演習in仙台」を開催

令和7年12月2日

 東北総合通信局(局長:新田 隆夫)は、東北地域サイバーセキュリティ連絡会との共催により、中小企業・団体等の経営層やセキュリティ責任者等を対象とした「サイバーインシデント演習in仙台」を11月4日(火)に開催しました。
 中小企業は、サプライチェーンの最前線を担っており、サイバー攻撃を受けた場合に備えて、社内でセキュリティ意識を高め、体制を整え、セキュリティインシデント発生時の対応方法や手順などを共有しておくことが重要です。

 今回の演習は、川口 洋氏を講師に招き、最近のサイバー攻撃の事例や基本的な対策の紹介とともに、擬似的なインシデント対応の体験を通じて、発生時の対応手順や組織の方針等を考えることを目的として開催しました。演習を通じて、「被害を最小限に抑えるために何をすべきか」を実践的に学びました。

開催日 2025年11月4日(火)
対象者 中小企業/団体等の経営層、セキュリティ責任者及び情報システム運用担当者の方等
参加人数 42名
講師 株式会社川口設計 代表取締役 川口 洋 氏
講演・演習 【第一部】:講演「サイバー攻撃の情勢及び対応策について」
【第二部】:実機演習(グループワーク)
【第三部】:机上演習(グループワーク)
「サプライチェーンを通じたサイバー脅威」

 第一部では、最近のインシデント事例などを紹介しながらサイバー攻撃による被害拡大を最小限にとどめるインシデント対応の流れなどについて講演をいただきました。

講演の模様

【講演の模様】

 

 第二部では、パソコンを使用した実機演習として、各グループに配置されたパソコンに入っている6種類のファイルについて、どこに問題があるか、取扱いに際して留意するポイント等を考える演習を行いました。

 第三部では、机上演習として、架空の企業へのサイバー攻撃の影響がサプライチェーンへと拡大する状況を題材に、インシデントの発生から、対応の検討、対応に対する評価までの各場面について、グループに分かれて検討しました。

演習の模様1
演習の模様2
【演習の模様】
 東北総合通信局及び東北地域サイバーセキュリティ連絡会では、今回の取り組みをきっかけに、各企業・団体が自社のセキュリティ体制を見直し、より強固な体制構築することを期待しています。また、参加者から寄せられた声を参考にしながら、今後も東北管内の中小企業・団体等におけるサイバーセキュリティ対策の強化に向け、人材育成支援等の取り組みを積極的に推進してまいります。

連絡先

  東北総合通信局
  サイバーセキュリティ室
  TEL 022-221-0626

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