令和7年12月3日
東北総合通信局(局長:新田 隆夫)は、11月8日(土)に岩手県釜石市及び大槌町を会場として実施された「令和7年度岩手県総合防災訓練」(主催:岩手県、釜石市及び大槌町)に参加しました。
三陸沖を震源とする巨大地震が発生し、沿岸部には大津波警報が発表されたという想定の下、岩手県、釜石市、大槌町、その他関係機関及び地域住民が一体となり各種訓練が実施されました。
当局では、避難所開設・運営訓練の一環として、吉里吉里学園小学部体育館に衛星インターネット機器(スターリンク)を設置し運営訓練を実施しました。訓練参加者の皆様にもスターリンクによるインターネット接続を体験していただきました。
また、大槌町文化交流センター(おしゃっち)ではスターリンク、公共安全モバイルシステム、衛星携帯電話、簡易無線機等や臨時災害放送局用機器の展示・体験を行いました。当局ブースには岩手県内の地方公共団体、防災関係機関の方々など多くの来訪者がありました。
東日本大震災の時には、大槌町の吉里吉里港東側で津波浸水高22.2mを記録するなど太平洋沿岸を中心に大きな被害がありました。今回の訓練は、東日本大震災やその後の平成28年台風第10号や令和元年台風第19号等の大規模災害の教訓を生かし、「自助」、「共助」、「公助」の災害対応の総合力の強化を図ることを目的として行われ、地域の自主防災組織5団体を含めた87団体が参加し、官民一体となった様々な訓練が実施されました。