平成26年5月8日
総務省では、多くの青少年が初めてスマートフォン、タブレット等を手にする春の卒業・進学・新入学の時期において、関係府省庁、サービスを提供する関係事業者、各県の県警や教育庁など、青少年のネットをめぐる課題に対応する団体等と連携して、集中的な周知啓発の取り組みを行う期間として、初めて「春のあんしんネット・新学期一斉行動」を設定しました。
東北総合通信局は、この「春のあんしんネット・新学期一斉行動」の一環として、各県警本部や安心協※等と連携し、3月29日、30日の宮城県を皮切りに、福島県、青森県、岩手県、山形県、秋田県の各県庁所在地において、街頭キャンペーンを開催しました。
※「安心ネットづくり促進協議会」の略称。民間主導による良好なネット利用環境構築を目指す産学の連携組織。
宮城会場でのリーフット配布模様
街頭キャンペーンでは、パネル展示や周知啓発リーフレットの配布により、ネット犯罪の防止やフィルタリングの利用などを呼びかけました。
また、来場者は、各種体験用アプリケーション(コミュニケーションアプリ、ネットリテラシーテストアプリ、ネットリスク体験アプリ等)を事前に準備したタブレット端末により体験されました。
来場された中・高生や保護者からは、各種リーフレットやスタッフの説明、タブレットでのアプリ体験を通じて、「保護者が注意しなければならないことがわかった。」、「フィルタリングが子どもたちを守ってくれる大事なものだとわかった。」など、とても参考になったとの感想が寄せられました。
ネットリテラシーテストアプリの体験では、中・高生が真剣に挑戦されており、全問正解や1〜2問のみの不正解だった方が多く、体験された方々のスキルの高さが印象的でした。小学校低学年の児童が、設問のことばの意味がまだ理解できず、「わからない」と回答された設問もあり、今後、それらも踏まえた設問の設定の検討が必要と実感しました。
以下、各会場での街頭キャンペーンの模様を紹介します。
宮城県では、仙台市青葉区のアーケード街にあるデパート前で行いました。出展者から5,000名を超える方々に対し、「あんしんネット4つ目標」を掲げたリーフレットや「スマートフォン安心安全ガイド」などを配布しました。また、約20名の方が各種体験用アプリを体験されました。
福島県では、福島駅に隣接する図書館とプラネタリウム等が併設された複合施設で行いました。約300名の小学生から高校生までの幅広い層の方などが来場され、ゆったりとした雰囲気の中で、小学生を中心として約50名の方が各種体験用アプリを体験されました。
宮城会場での街頭キャンペーンの模様
福島会場での街頭キャンペーンの模様
青森県では、青森市内の大型ショッピングセンターで行いました。青森県警マスコットキャラクター「アピーくん」が登場し、集まった地元の高校生や子ども連れの保護者など約500名の方々が来場され、受け取ったリーフレットに関心を寄せられていました。
山形県では、山形市内の大型ショッピングセンターで行いました。山形県警マスコットキャラクター「カモンくん」が登場する中、小学生が中心に集まってきました。山形会場には、約1,500名の方々が来場され、このうち約15名の方がネット利用のルールをクイズ形式で学ぶアプリを体験されました。
青森会場での街頭キャンペーンの模様
岩手県では、盛岡市内の大型ショッピングモールで行いました。岩手会場には、2,500名を超える方々が来場され、このうち約120名の方がクイズ・ゲーム形式のネットリスク学習アプリ、ネットリテラシーテストアプリ、ネットリスク体験アプリなど体験されました。
秋田県では、秋田駅西口の自由通路「ぽぽろーど」で行いました。なまはげ2体と秋田県警マスコットキャラクターの「まもるくん・あいちゃん」も参加し、約2,500名の方々が来場されました。足を止めた中・高校生約25名の方がネットリテラシーテストアプリ等に挑戦されました。
山形会場での街頭キャンペーンの模様
岩手会場での街頭キャンペーンの模様
秋田会場での街頭キャンペーンの模様
春休みに設定されたこの街頭キャンペーンには、全会場で15,000名を超える方々が来場されました。当日は、テレビや新聞の報道各社の取材もあり、出展者の取組やネットへの関わり方について、研修会等とは別の形で、広く周知することができました。
東北総合通信局では、今後も関係団体と協力しながら、「e−ネットキャラバン」の開催、各種行事・フォーラムなどを活用し、「ネットの安心・安全」についての周知啓発の取組を進めていきます。
【関連報道資料】 https://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/hodo/h260324a1001.html
連絡先
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情報通信部 電気通信事業課
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