皆さんが、まわりの工場などからの騒音やにおいで困ったとき、どうすれば解決できるでしょう?
そんなときは、お近くの役所にある公害苦情相談窓口(こうがいくじょうそうだんまどぐち)に相談してみましょう。公害苦情相談窓口は、皆さんに代わって、工場などに騒音やにおいを少なくなるようにお願いするなど、解決に向けていろいろなことを行います。
それでは、公害苦情相談が、解決に向けてどのようなことを行うのかを見てみましょう。
1、公害苦情相談窓口に、近所の工場から出る作業の音がうるさくて困っているという相談がありました。
2、公害苦情相談窓口の担当者が、その工場で作業の音を調べました。その結果、工場のまどを開けたまま作業を行っていたことが、ひがいの原因だとわかりました。
3、公害苦情相談窓口の担当者は、工場にまどを開けずに作業ができるようにエアコンを取り付けることや、作業の音を少なくする防音設備を取り付けることをアドバイスしました。
4、工場が、エアコンや防音設備を取り付けたので、工場から作業の音がしなくなり近所は静かになりました。
1、公害苦情相談窓口に、となりの焼肉店から出るけむりとにおいが、自分の家や近所に広がり、困っているという相談がありました。
2、公害苦情相談窓口の担当者が、焼肉店でけむりとにおいを調べました。その結果、焼肉店のけむりの出口が、となりの家の方向に向いていることが原因であることがわかりました。
3、公害苦情相談窓口の担当者が、焼肉店にけむりの出口の高さや向きを変えることをアドバイスしました。
4、焼肉店が、けむりの出口を高くする工事を行ったので、となりの家や近所にけむりとにおいが来なくなりました。
騒音やけむりで困っている人がいたら、公害苦情相談により安心して解決できることを教えてあげてね!