北海道総合通信局では、災害の発生により重要な通信・放送設備への電源供給が途絶し、情報伝達に係る重要な情報通信ネットワークの維持に支障が生じた場合には、地方公共団体及び放送事業者等の民間事業者に対して災害対策用移動電源車等の貸与を行い、必要な電源供給を支援します。
   民間事業者へは有償貸与としておりますが、地方公共団体へは無償で貸与(ガソリンなど、災害対策用移動電源車の運用に係る費用を除く。)を行い、災害対策本部等への電源供給を支援します。
 
災害対策用移動電源車の運用イメージ
| 貸与の基準 | 災害の発生により、重要な情報通信ネットワークの維持に支障が生じた場合であって、通信、放送の確保を目的に電気通信設備又は放送設備の災害応急、復旧対策を行う地方公共団体、民間事業者又は国の機関から要請があった場合に貸与します。 ◆災害対策用移動電源車の貸与仕様書【word形式】  【PDF形式】  | 
|---|---|
| 貸与手続き | 書面による手続きを基本としていますが、緊急に災害対策用移動電源車の借受を必要とする場合であって、当局において借受要請者の真正性が確認できる場合は、緊急的措置として、口頭により貸与に係る申請の受付と貸付承認を行います。 (口頭による貸付承認を受けた場合は、遅滞なく書面による借受申請書を提出して頂きます。) ◆借受申請書【word形式】  【PDF形式】  | 
| 貸与費用 | 地方公共団体への貸与は無償です。(発電機で消費するガソリンなど、運用に係る費用は借受者の負担となります。) また、民間事業者へは、適正な対価によって貸与します。 | 
| 運用場所までの搬入 | 貸与要請の受付時に、搬入手段について確認させて頂きます。 (当局職員(委託業者を含む。)と災害対策用移動電源車の借受者との間で調整を行い、搬入者を決定します。) | 
| 配備台数 | 小型移動電源車(全国に6台配備) 中型移動電源車(全国に3台配備) 小型移動電源運搬車(全国に9台配備) (北海道総合通信局には小型移動電源車1台及び小型移動電源運搬車1台を配備) | 
|---|---|
| 電気的仕様 | (小型移動電源車) 種類:単相交流同期発電機 発電容量:最大定格出力単相100V 5.5kVA 周 波 数:50 Hz/60Hz(手動切替可能) 出力端子:丸形端子接続可能 15Aコンセントを4式装備 (電源の取り口は、一般的なコンセントタイプ) (小型移動電源運搬車) ガソリン発電機 単相100V 2.8kVA、LPガス発電機 単相100V 2.2kVA | 
| 機械的構成 | (小型移動電源車) 燃料:無鉛レギュラーガソリン タンク容量:65リットル(燃料タンクは車両と発電機で共用) (小型移動電源運搬車) ガソリン発電機 タンク容量39リットル、LPガス発電機 ガスボンベ容量10kg | 
| 備品 | 性能・用途 | 
|---|---|
| 一酸化炭素警報器 | 発電機稼働中の安全対策として使用  | 
| ガソリン携行缶(1缶) | ガソリンの搬送に使用 (容量20L、消防法適合品) | 
| カラーコーン (4本) | 高さ70cm | 
| 携帯電話等 マルチチャージャー | 各機種の携帯電話等の充電が同時20台まで可能 | 
| 剣先スコップ (1本) | 冬期除雪時等に使用(スチール製) | 
| 消火器(1本) | 電気火災用業務用消火器 | 
| ドラムケーブル (30m×4セット) | 接地付、屋外用の電源供給用ドラムケーブル ドラムに巻いたままで使う場合は5A以下、ケーブルを全部引き出せば合計で15Aまで使用可能 | 
| 発電機用保守工具 (1式) | 発電機の保守に使用 | 
| ハロゲンライト(1式) | 夜間作業時の照明として使用 照明性能500W、三脚により高さの可変が可能(1〜2m)  | 
| 冬道用タイヤチェーン (4本分) | 冬道安全走行の補完として使用 | 
| 無停電電源装置 (2台) | 停電やサージ電圧から電子機器を保護するために使用 バッテリ容量DC12V/8Ah/2個、出力容量750VA/680W  |