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「つながるDXフェア」を開催(2026.1.15)

2026年2月9日 掲載
 近畿総合通信局は、姫路市、近畿情報通信協議会、一般財団法人全国地域情報化推進協会(APPLIC)等と連携し、2026年1月15日(木)、子育て・教育へのICT活用をテーマとした「つながるDXフェア」を兵庫県姫路市において開催しました。子育て・教育に直接携わっておられる方々に加え、地方公共団体や子育て・教育に係る課題解決に関心のある企業等、幅広い関係者の方々、178名にご参加いただきました。
 開会にあたり、主催者を代表して近畿総合通信局の野水局長から、本イベントは、「子育て・教育へのICT活用で地域の未来をはぐくむ」をテーマに、少子高齢化などの課題に対応するため、ICTによって子育て・教育の質の向上や負担軽減を図り、先行事例の共有により地域の活性化につなげることを目指して開催するもので、セミナー及び会場展示を通じて参加者同士がつながり、新たな発展が生まれることを期待するとともに、皆さまにとって有意義なものとなるよう祈念する、と挨拶しました。


近畿総合通信局 野水局長


主催者によるテープカット

 

セミナー

講演1 メタバースで学習支援の挑戦:理想の学びを実現する「可能性」と直面した「課題」
講師 姫路市教育長 久保田 智子 氏

 姫路市では、市内中学生全員を対象に学習機会の公平性確保を目的としてメタバース型学習プラットフォームを導入しており、デジタル教材の活用や国際交流、不登校支援など多様な学習機会を提供しています。1日最大約1,200人が同時利用する新たな居場所として定着しつつあり、見守り体制の強化と合わせて生徒間の自治の芽生えも確認されていることや、今後は対象年齢の拡大、新たなエリア整備を進め、メタバースを「学びのテーマパーク」として発展させていく方針など、メタバースを学習に取り入れる先進的な取組について説明いただきました。
姫路市 教育長 久保田 氏

講演2 はんだづけからシビックテック! 広がる、ICT教育鯖江モデル
講師 株式会社jig.jp 取締役 創業者 福野 泰介 氏

 低価格の小さなコンピューター「IchigoJam」(いちごじゃむ)を用いたはんだ付けから実践するプログラミング学習は、自分で作ったものを動作させることで成功体験が得られる点が特徴です。火災報知器のLINE連携、バスの現在地を把握する仕組みなど、多様な市民発の開発事例や、また、学校教育におけるプログラミング体験の普及が創造性や主体性を育み、将来的な起業や地域づくりにもつながる可能性が示され、ICTを活用した探究的学びと、市民自らが身近な課題を技術で解決する「シビックテック」の重要性について説明いただきました。
株式会社jig.jp 取締役 創業者 福野 氏

講演3 保育現場におけるICT活用とDX推進のリアル
講師 一般社団法人保育ICT推進協会 代表理事 三好 冬馬 氏

 保育現場ではICT導入率が84%に達しているものの業務見直し(BPR)の不足や紙との二重運用、Wi-Fi環境の不備により、十分な負担軽減につながっていない現状が示されました。特に登園管理は園ごとの運用方法にばらつきがあるがICT化の効果が大きいことや、国は補助金やデータ連携、保活ワンストップ化を推進しており、今後はAI活用や安全管理、小学校との接続なども見据え、各園が自園の保育観を踏まえてICTと業務の再構築を進めることが重要であることなど、保育現場のDXについて説明いただきました。
一般社団法人保育ICT推進協会 代表理事 三好 氏
 セミナー終了にあたり、主催者を代表してAPPLIC理事長 吉田 眞人 氏から、講師3名の先進的な教育・保育DXの取組が大変示唆に富んでいたと総括された上で、「APPLICにおいても、中立的な立場で自治体・企業とともに地域DXを推進しており、さらに生成AI活用の検討も開始している。本日の学びが参加者の地域や業務での前進につながることを願い、今後も共に地域DXを進めていきたい。」と挨拶しました。


APPLIC理事長 吉田 氏


セミナーの様子

 

展示会

 企業や団体から、「子育て・教育」をテーマとする合計21のブースを出展いただきました。 各ブースでは、児童・生徒一人ひとりに合った学習や、デジタル社会で必要な力を養う教育、子どもの安心・安全の確保、保育や教育現場での業務効率化、学校と地域の連携のためのツール、将来を見据えた研究など、多種多様なソリューションをご紹介いただきました。

出展ブースの様子(左)

出展ブースの様子(右)

出展ブースの様子
 
 また、ブースに来られた方に対しては、デモ展示や実例紹介を交え、多様な課題解決につながり得るDXの取組について丁寧な説明が行われ、実施後のアンケートでは、「とても丁寧に説明してくださり、よく理解でき、実際に取り組んでみようという気持ちになれた。」「大変興味深く、多くの刺激を受けた。」などの感想をいただきました。
 今回、出展いただいた企業等は次のとおりです。(50音順)
アイテック阪急阪神株式会社・株式会社ミマモルメ
株式会社インターネットイニシアティブ
株式会社EDUCOM
NTTドコモビジネス株式会社
ことまど普及委員会(事務局・神戸新聞社)
株式会社コドモン
株式会社サテライトオフィス
JCOM株式会社・株式会社ジェイコムウエスト
国立研究開発法人情報通信研究機構
株式会社すららネット
総務省 情報流通行政局・近畿総合通信局
株式会社ChiCaRo
TOA株式会社
TOPPANデジタル株式会社
日本電気株式会社神戸支店
姫路市役所
株式会社ミマモルメ・プログラボ教育事業運営委員会
プログラミングクラブネットワーク北はりま
 近畿総合通信局では、今後も関係機関と連携し、イベントやセミナーの開催等を通じて幅広いICT活用事例をご紹介し、近畿地域のデジタル化の一層の推進に努めてまいります。

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連絡先

近畿総合通信局 情報通信部 情報通信振興課
電話:06-6942-8521

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