関西サイバーセキュリティ・ネットワーク事務局※は、2024年11月28日(木)に京都市内の会場で中小企業や団体等の経営層、セキュリティ責任者及び情報システム運用担当者の方等を対象に、「サイバーインシデント演習in京都」を開催し、26名の方にご参加いただきました。
冒頭、主催者を代表し、近畿総合通信局の武本情報通信部長が「講演と演習を通じて、中小企業等におけるインシデント対応に関するノウハウの共有を行い、サイバーセキュリティレベルの向上を図っていただければ幸い。」と開会の挨拶を述べました。
株式会社川口設計 代表取締役の川口 洋 氏より、「サイバー攻撃から事業を守るためにやるべきこと」と題してご講演いただきました。川口氏は初めに具体的な事例を挙げ、技術的課題だけではなく組織的課題に手を付けることの重要性をお話された後、「備えていないことは対処できない。情報を仕入れて正しく対処することが重要である。」と述べられました。
引き続き、川口氏が講師となり「セキュリティ事件・事故発生時の効果的な対応について〜ランサムウェアの脅威〜」と題した演習を行いました。講師から提示される状況に沿って、グループでどう対応すべきか議論し発表を行い、講師からそれぞれの状況に応じた対応のポイントを解説いただきました。
各グループでは、真剣な議論が行われていました。
本イベントでは、参加者が意欲的に演習に取り組む様子等から、サイバーセキュリティに対する関心の高さを伺うことができました。
近畿総合通信局では、今後も関係機関と連携して、地域のサイバーセキュリティ対策の周知・啓発に取り組んでまいります。