平成22年テレポータ四国 Web版

「高知情報通信セミナー」を開催
≪ディジタル経済の未来の姿とケータイビジネスの動向≫

 四国総合通信局は、四国情報通信懇談会等とともに、7月27日(火曜日)、高知県高知市において、高知情報通信セミナーを開催しました。
 セミナーでは、2部の講演により、情報通信技術の根本にあるディジタル技術によってもたらされた今日の社会変革の有り様や未来の姿、そして、具体的で身近な事例として携帯電話に注目し、今後のケータイビジネスの動向について、理解を深めていただきました。
 なお、講演の演題、講師及び講演概要については以下のとおりです。

【第1部講演】

演題:「ディジタル経済で何が変わったのか」
ディジタル経済で何が変わったのか【PDF(Acrobat)形式(20100806_1.pdf/543KB)】PDF
講師: 愛媛大学 名誉教授、尾道大学 名誉教授、工学博士、四国情報通信懇談会会長
 田崎三郎  氏
(講師略歴)
 1961年大阪府立大学工学部卒業。
 米スタンフォード大客員教授、愛媛大学計算機室長・同学生部長、尾道大学図書館長等を歴任。
 電子情報通信学会論文賞・著述賞・業績賞・功績賞、IEEE サード・ミレニアム・メダル、テレビジョン学会丹羽高柳賞業績賞・功績賞、愛媛県功労者知事表彰、情報通信月間推進協議会情報通信功績賞、逓信記念日郵政大臣表彰等を受賞。
 現在、IEEE ライフ・フェロー、IET フェロー、電子情報通信学会フェロー、電子情報通信学会名誉員、映像情報メディア学会フェロー、映像情報メディア学会名誉会員。

講演概要

 ディジタル経済は、ディジタル革命(情報革命)を基礎にする「コンピュータ」と「インターネット」の開発に伴って発展し、ディジタル革命はグローバルな規模で世界経済を根本的に変えてきています。
 ディジタル革命は、工業革命とは比較にならないほどの大きなインパクトを社会に与え、経済のグローバル化やフラット化を進展させています。日本企業から世界企業へと、世界を念頭においた対応が求められています。

田崎氏による講演の様子
田崎氏による講演の様子

【第2部講演】

演題:「スマートフォンがもたらした情報端末としての位置づけと展望
 ≪iPhoneとAndroidの対比とガラパゴス携帯の今後≫」
スマートフォンがもたらした情報端末としての位置づけと展望【PDF(Acrobat)形式(20100806_3.pdf/3951KB)】PDF
講師:セーバー株式会社 代表取締役    二宮宏  氏
(講師略歴)
 1993年岡山大学工学部卒業。
 日本電気株式会社勤務を経て、株式会社メガチップス松山ソフトウェア開発センター所長に就任。
 その後、メガチップス社の携帯と動画の事業をベースにカーブアウトし、有限会社MCデザインを創業、代表取締役社長に就任。
 旧セーバー株式会社と持ち株会社のセーバーホールディングス株式会社を設立し、MCデザイン社をセーバーテクノロジーズ株式会社に変更してセーバーホールディングス株式会社の技術開発を担う。
 現在は、セーバーホールディングスグループを統合し、セーバー株式会社代表取締役に就任。

講演概要

 Apple社のiPhoneがもたらした情報社会の革命は急速に進化を遂げ、スマートフォンにより日本の携帯市場がグローバル市場へと進展しています。
 今後、サーバー側はクラウドを手がける大手のビジネスとなっていき、デバイス側はアプリという新たなビジネスモデルによるビジネスチャンスが発展し、携帯電話に限らず組み込み機器とされるデバイスにもスマート化が展開されていきます。

二宮氏による講演の様子
二宮氏による講演の様子

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