情報セキュリティに関する講演会を開催

 総務省四国総合通信局は、四国情報通信懇談会と共催し、当会記念講演会及び情報通信参加行事として、平成25年4月24日(水曜日)に愛媛県松山市において、「情報セキュリティに関する講演会」を開催しました。本講演会は、サイバー空間での犯罪や不正行為が現実社会に大きな影響を及ぼしており、喫緊に取り組まなければならない課題として認識されている中、不正アクセスの脅威、手法とその対策等について理解を深めることを目的として開催しました。

 神戸大学 大学院 工学研究科 教授 森井昌克(もりい まさかつ)氏を講師にお迎えし、「不正アクセスからサイバーテロへ《狙われる情報資産、今そこにある危機 サイバー空間を無法地帯にしないために》」と題した御講演をいただきました。

 最初に、諸外国の事例から、高度な技術を要しなくてもサイバーテロ、不正アクセス等ができる時代となり、その技法も多種多様化していることが照会され、国内での最近のサイバー空間での犯罪事例からも、遠隔操作ウイルスによって誰でもが無実の罪を着せられる可能性が指摘され、標的型攻撃など受ける前提で総合的な危機管理を考えてセキュリティ対策をおこなうことが必要であるとの説明がありました。
 今まさに「情報通信革命」のまっただ中で、今後、SNS、スマ−トフォン、サイバーテロなどに重点を置いたセキュリティ対策の強化が必要であること、混乱から秩序への時代の変化が求められている中、新しい社会生活基盤となったインターネットを利活用していく上では、個人、組織を問わず、他人事ではなく関心を持って情報を制御する技術を身につける、この意識と知識が十分な対策につながっていくとのお話がありました。

 本講演会には、約100名の方々が参加され、不正アクセスの脅威、パスワードの管理方法など身近なところからできる取組について理解を深めていただくことができました。

 四国総合通信局では、今後も講演会等の開催をとおしてセキュリティ対策に関する情報共有などをおこない、安心・安全なインターネット利用環境の構築を促進して参ります。(総務部総務課)

講演会会場の様子

講演会会場の様子

神戸大学大学院教授 森井 昌克(もりい まさかつ)講師 による御講演の様子

神戸大学大学院教授 森井 昌克(もりい まさかつ)講師 による御講演の様子

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