総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 四国総合通信局 > イベント報告2014年 > 高松市で「地域課題の解決を目指したICT研究開発の成果発表会」を開催

高松市で「地域課題の解決を目指したICT研究開発の成果発表会」を開催

 四国総合通信局は、四国情報通信懇談会ICT研究交流フォーラムとの共催で、6月20日(金)に高松市の高松センタービルにおいて、「地域課題の解決を目指したICT研究開発の成果発表会」を開催しました。

 本発表会は、四国で実施された地域課題の解決を目指したICT研究開発の成果発表とデモンストレーションを行い、ICT研究開発の必要性を広く認識いただくとともに、四国におけるICT研究開発への参加・協力・連携等の新たな展開を推進することを目的に開催したものです。

 発表会では、まず、株式会社エス・ピー・シー 杉野 静弘(すぎの しずひろ)氏から平成25年度に終了した総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)地域ICT振興型研究開発である「地域の魅力の再発見と共有に基づく街体験型サービス技術に関する研究」の成果について発表がありました。

 次に、国立大学法人徳島大学 谷岡 哲也(たにおか てつや)氏から同じく平成25年度に終了したSCOPE地域ICT振興型研究開発である「チーム医療および地域医療機関間の情報共有を便利にするための精神科アウトカム管理システム(PSYCHOMS?)の標準化と市販化のための研究開発」の成果について発表がありました。

 続いて、国立大学法人香川大学 岩原 廣彦(いわはら ひろひこ)氏が「DIA(District Impact Analysis)支援システムを活用したインフラ整備とインシデント対応に関する研究」と題して、地域の重要な機能が中断・混乱した場合の地域継続に与える影響を分析し、優先的に復旧する地域や代替手段を検討することを目的として開発が行われているDIA支援システムについて発表がありました。

 さらに、株式会社STNet 横田 貴文(よこた たかふみ)氏が「K−MIXからK−MIX+(Kagawa Medical Information eXchange plus)へ広域医療ICTの進化」と題して、「K−MIX(かがわ遠隔医療ネットワーク)を拡充して平成26年度からスタートした「K−MIX+(かがわ医療情報ネットワーク)」について、構築における課題とその解決、特に個人情報保護及びセキュリティ対策について発表がありました。

 最後に、独立行政法人情報通信研究機構 田向 忠雄(たむかい ただお)氏が「四国地域におけるJGN−X仮想化技術の活用と利用事例」と題して、JGN−X上での四国地域におけるSCOPEを含むICT研究開発事例と仮想化技術の利活用状況について発表がありました。

 本発表会には、高松市内はもとより近隣の自治体からもICT研究開発に関心のある約100名の方々が参加され、四国で実施されたICT研究開発の成果について理解を深めていただくことができました。

 四国総合通信局では、今後もICT研究開発推進のため最新のICT研究開発の成果を紹介して参ります。

写真:発表会の様子

発表会の様子

写真:デモの様子

デモの様子

ページトップへ戻る