総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 四国総合通信局 > イベント報告2014年 > 四国地方非常通信訓練を高知県で実施 ≪陸上自衛隊による通信機器の空輸での搬送訓練等を初めて実施≫

四国地方非常通信訓練を高知県で実施
≪陸上自衛隊による通信機器の空輸での搬送訓練等を初めて実施≫

 四国地方非常通信協議会は、平成26年11月20日(木)高知県立春野総合運動公園(高知市)において、非常災害時における通信の円滑な運用を図ることを目的に、地方独自の「四国地方非常通信訓練」を実施しました。国、地方自治体をはじめ民間法人及び団体等による34機関が参加しました。

 最初に、四国地方非常通信協議会会長から、「災害が起こったときに一番大切なことは「命を守ること」、その次に大切なことが通信手段の確保と言われている。全国様々な地域で訓練は行われているが、県域を超えて実施しているのは四国だけであり、平成21年度からは中国地方非常通信協議会も連携参加していただいている。更に、情報伝達手段であるLアラートについては4月から4県全てで運用を開始し、緊急速報メールについても6月から全ての市町村が利用開始した。自然災害は避けて通れないが屈することなく対策強化が必要であり、普段使われない災害時の通信手段を定期的な訓練で使用することはいざというときに有効、また、どのような通信手段があるかを災害担当者が学ぶ機会になって欲しい。」と挨拶がありました。

 本年の訓練は、高知県を中心に非常に強い揺れを感じる地震が発生し、四万十町では震度6弱を観測し、県内の電気通信事業者回線に著しいふくそうが発生し情報収集に支障をきたしているとの被害想定のもと、衛星車載局や中短波漁業用海岸局等による臨時回線を設定して、現地災害対策本部及び関係機関相互の非常通信を行いました。更に、四国地方では初めてとなる陸上自衛隊第14旅団の空輸を利用した災害対策用通信機器の搬送訓練や携帯電話事業者による気球型基地局の展示など新しい取組を行い訓練内容を充実することもできました。

 四国総合通信局では、四国地方非常通信協議会構成員の協力を得た体制の確立、非常通信の迅速かつ的確な習熟をはかるため、今後も連携訓練を実施して参ります。

写真:訓練会場の様子

訓練会場の様子

 

ページトップへ戻る