平成27年1月20日(火)に松山市の松山市鷹子老人福祉センターにおいて「シニアのためのタブレット講座」が開催されました。
この講座は、総務省の「ICTシニアコミュニティ形成促進プロジェクト」により実施されているものです。
「ICTシニアコミュニティ形成促進プロジェクト」は、高齢者にICTを安心・安全で楽しく便利なものとして利活用していただき、ICTの積極的な活用によってボランティア活動や就労等の社会参画へとつなげることや、ICTリテラシーの向上、SNS等のオンラインでのコミュニティ形成及びオフラインでのコミュニティ形成を実現するために公民館等の公共施設を実証フィールドとして、タブレットPCを使った講習会を開催するもので、全国で11の地方公共団体が協力団体として参加しています。
四国では、松山市が協力団体となり、NPO法人トータルサポート21が運営協力団体として実施しています。
講座は1日3時間の講習を4日間受講して1コースとなるもので、松山市内の3カ所の公共施設で12月から2月までの3ヶ月間で合計6コースが行われます。
講座での主な内容は次のとおりです。
第1日目:≪学んで体験≫
タブレットの基本操作、文字入力の方法、YouTubeでの動画鑑賞
第2日目:≪便利に使う≫
電子メール、テレビ電話、Webの利用
第3日目:≪趣味で活用≫
カメラの使用、Facebookで交流、電子書籍の購入、アプリで塗り絵
第4日目:≪成果と応用≫
避難ルートの作成、グループディスカッション、成果発表
タブレット講座の様子
このたびは、第2日目の講座に伺いました。講座は講師及び補助員の計8名のスタッフによる体制で14名の受講者が参加していました。
タブレット端末を使って電子メールを作成してお互いにやりとりしたり、テレビ電話を設定して会話をするなどの講習のなかで、テキストを傍らにタブレット端末を操作する受講者は真剣な表情で取り組まれていましたが、テレビ電話に相手の顔が映し出された時には歓声が上がるなど、なごやかな雰囲気でもありました。
また、講師及び補助員の方も操作にとまどっている受講者に対してのサポートが丁寧でした。
電子メールの作成
Webの利用
総務省では講習会の実施を通じて、高齢者がICTを利活用するために必要となるリテラシーの付与とその効果的な手法を検証するほか、ICT利活用によるコミュニケーションの活性化や地域課題解決方策として、有益な取組を事例集として取りまとめることとしています。
また、他の地方公共団体等においても、効果的かつ効率的に講習会を実施できるよう、講習会の進め方や留意点等についても取りまとめ、ガイドライン(手引書)等を作成することとしています。