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愛媛県立小田高等学校の映像制作を支援

 四国総合通信局及び四国情報通信懇談会は、愛媛県立小田高等学校からの要請により、1月28日(水)から3回にわたり、映像制作のための研修講師を派遣し、映像表現の方法、撮影の基礎知識や映像編集方法の説明など、映像制作活動を支援しています。
 このたびは、NTTドコモ四国の御協力のもと、「スマートフォンを使った動画撮影講座」として開催し、Studio KNOX(スタジオノックス)代表の鳥山 研二(とりやま けんじ)氏及び愛媛大学工学部電気電子工学科准教授の都築 伸二(つづき しんじ)氏を講師として派遣しました。

 第1回目の講座には、小田高校の生徒の他、自治体職員や住民の方など18名が参加し、講師からスマートフォン(以下、「スマホ」という。)のカメラとビデオカメラとの違い、実際の撮影で気をつけること、カメラの動かし方などの基本的事項について説明を受けた後、実際にスマホを利用した撮影実習を行いました。実習では、スマホで撮影する場合は特別な設定をしなくても、学んだ撮影のコツを活かせば簡単にきれいな映像が撮れることを確認していました。
 その後、兵庫県の山間にある猪名川町役場の方がスマホ1台を活用し、10日間をかけて予算なしで作成した映像を視聴しました。本映像はAKB48公認ビデオであり、「恋するフォーチュンクッキー」の音楽に合わせて踊りながら、町の住民が地域の見所を紹介するもので、参加者はスマホでここまでレベルの高い作品を制作できることに驚いていました。
 最後に講師から、「小田町の冬を感じさせるテーマを考えて、撮影対象を決めてください。」という次回に向けての宿題が出され、「雪だるまやスキーだけが冬ではない。地元では当たり前のことにも思わぬ価値がある。日々の様々なシーンにヒントがあるので、アンテナを張って探していただきたい。」とのアドバイスがありました。
 今後は、グループに分かれて撮影テーマに基づいた映像の企画やストーリーを検討した後、映像の撮影や編集をおこなって作品を完成させ、学校及び町の各種行事で発表する予定です。

 四国総合通信局は、今後も関係機関と連携して、映像コンテンツを利活用するための人材の育成、地域と一体となった教育活動や地域活動の発展と郷土愛の醸成、教育教材としての映像制作や地域文化や史跡等の記録と伝承への貢献などのため、今回のような映像制作の支援を四国各地で行う予定です。
 映像制作研修会を開催したいという意欲のある方々に対しては、研修会で使用するビデオカメラの貸出などもおこなっていますので、御関心のある方は四国総合通信局電気通信事業課(電話:089-936-5044)までお問合せください。

写真:講座の様子

講座の様子

写真:スマホでの撮影実習の様子

スマホでの撮影実習の様子

 

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