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高松市で「山の防災システムセミナー」を開催

 四国総合通信局は、四国地方非常通信協議会と共催で、2月27日(金)に高松市(e−とぴあ・かがわ BBスクエア)において、「山の防災システムセミナー」を開催しました。
 本セミナーは、悪天候でも夜でも被害状況を把握できる「航空機搭載合成開口レーダ」の紹介、山における遭難事故を減らすために「登山者等の位置検知システム」及び住民、旅行者等に向けた「火山情報等の伝達の現状と課題」と山の防災に対応するために開催したものです。

セミナー会場の様子

 

 まず、独立行政法人情報通信研究機構(NICT) 電磁波計測研究所 統括 浦塚 清峰(うらつか せいほ)氏より、合成開口レーダの仕組みから始まり、御嶽山噴火口の観測、紀伊半島豪雨や東日本大震災などの被災状況を「電波のカメラ」という名にふさわしい鮮明な画像を見せながら、悪天候でも夜でもそして噴煙があっても被害状況を把握できる「航空機搭載合成開口レーダ」の紹介が行われました。

浦塚(うらつか)氏講演の様子
【講演資料】雲の上から災害を捉える・・・航空機搭載合成開口レーダ(PDF 5.2MB)PDF

 

 次に、富山県立大学教授 岡田 敏美(おかだ としみ)氏から、「山の遭難事故が毎年多数発生しており、その数も増加傾向にある。このような事故を防ぐためにも、「登山者等の位置検知システム」の果たす役割は大きい」という提案がありました。

 

 最後に、高松地方気象台 地震津波火山防災情報調整官 久保田 勲(くぼた いさお)氏から、火山に関する基礎知識からはじまり、御嶽山の噴火にも触れ、住民、旅行者に対する情報伝達の現状と課題についての講演が行われました。

久保田(くぼた)氏講演の様子
【講演資料】火山に関する情報と伝達(PDF 1.9MB)PDF

 

 四国総合通信局は、今後も電波の利活用を促進するため、電波の利活用セミナーを続けて参ります。

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