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学校法人土佐高等学校の映像制作を支援(第4回)

 四国総合通信局及び四国情報通信懇談会は、学校法人土佐中学校・高等学校(以下、「土佐中・高校」)からの要請により、映像制作活動を支援しています。
 最終回(平成27年11月19日)の講座には、株式会社テレビ高知映像の総合プロデューサー 尾ア 泉(おさき いずみ)氏及び、同CMディレクターの横田 準也(よこた じゅんや)氏を講師として派遣し、土佐中・高校の生徒、自治体職員など12名の参加がありました。
 本講座では、前回(11月7日)未完成であった土佐中・高校の各放送部が制作した2作品を鑑賞しました。作品は、オムライスでの村おこしの取組をPRするものと、土佐校OBによるよさこいチームの魅力を紹介するもので、制作した生徒からは、映像素材が不足している中での編集の苦労や、インタビューの撮影・編集の難しさなどが挙げられていました。
 そういった生徒からの声に対し、講師は一つひとつ丁寧にアドバイスしていました。インタビュー時の撮影方法については、顔の角度やサイズ、アップ画面の撮り方などを、実際にカメラを使って生徒を映し、違いを見せることで納得させていました。その他、インタビュー中のカメラの切り替えのタイミングや、インタビュー映像の時間配分、複数者のコメントによる証言の厚みの必要性などについて助言がありました。
 また、映像素材の不足を補うためには、撮影した画像の一部を拡大して利用する方法や、色・サイズを変えた静止画のオーバーラップを活用するなど、プロならではのアイデアが提案されました。
 その他にも、講師からは、見る人に違和感を与えない静止画の表示時間、フェードアウトの効果的な時間等、今後の映像制作活動において参考になる様々なテクニックが伝授され、生徒たちは終始熱心に講師の話に聞き入っていました。
 今後、参加者による地域における映像制作活動の拡大や、映像コンテンツを利活用した地域活性化の取組につながっていくことが期待されます。
 四国総合通信局は、今後も関係機関と連携して、映像コンテンツを利活用するための人材の育成、地域と一体となった教育活動や地域活動の発展と郷土愛の醸成、教育教材としての映像制作や地域文化や史跡等の記録と伝承への貢献などのため、今回のような映像制作の支援を四国各地で行う予定です。

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