四国総合通信局及び四国情報通信懇談会は、愛媛県立松山南高等学校砥部分校(以下、「砥部分校」)からの要請により、砥部町広田地域への移住促進の映像制作活動を支援しています。
第2回目となる平成28年3月17日(木)の研修には、前回に引き続き、日本放送協会松山放送局 放送部専任部長の松本 創太郎(まつもと そうたろう)氏を講師として派遣し砥部分校グラフィックデザインコースの生徒、役場の職員等20名の参加がありました。
今回は、3グループが制作した作品の試写を行いました。
作品は、広田地域の民話や名産品、地域の魅力をアニメーションで紹介するもので、生徒からは、「広田に子どもが来てくれるよう、子ども向けに制作した。」、「3分という時間制限の中でのストーリー展開に苦労した。」、「忙しくて時間がない中での作業であり、納得のいく仕上がりに至っていない。」などのコメントがあり、いずれのグループも忙しい中、短期間での作品制作の苦労を味わいながらも、アイデアを出し合い、協力して制作した様子が伺えました。
松本(まつもと)講師は、「試写は見せる側も見る側もドキドキする。1+1が3にも4にもなる創造的な場であり、成長の場でもある。」と、試写の大切さについて触れた他、より作品の質を高め、視聴者に伝わりやすくするために、ストーリーの大切さ、ナレーションやテロップの効果的な活用方法、ズームやルーズショットの使い分けなど、それぞれの作品についてプロの視点でのアドバイスをされ、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
研修後、生徒からは、「テロップの活用など作品の質を高めるための要素の気付きにつながった。」、「もっと映像について詳しく学びたくなった。」などのコメントが寄せられました。
今後は、本作品を町のホームページに掲載して、砥部町の魅力を発信していく予定であり、地域の活性化につながることが期待されます。
試写会の様子
松本(まつもと)講師