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INFO・NET信越 Vol.162 (平成27年4月6日発行)

News1:新潟市において電波利用セミナーを開催

【実施日】  平成27年3月26日(木) 14時〜16時30分
【実施場所】 新潟大学 駅南キャンパス 「ときめいと」
【実施概要】
 信越総合通信局は、信越情報通信懇談会等との共催で、「電波利用セミナー」を新潟市で開催しました。
 信越総合通信局は、昨年度、「山間部における超短波放送の難聴解消のための周波数有効利用技術に関する調査検討会」(座長 不破泰 信州大学 教授)を設置し、FM放送の放送区域の確保と改善を図るため、放送局の送信所までの番組伝送等を無線で行う技術に関して、調査検討を行ってきましたが、本セミナーはその成果に関する報告会として開催したものです。
 セミナーでは、信越情報通信懇談会・電波利用委員会 佐々木重信委員長(新潟大学 工学部 教授)が主催者を代表して挨拶、引き続き本調査検討会の不破泰座長(信州大学 教授)から検討会の目的、経過など説明の上、挨拶がありました。
 最初に、調査検討会の事務局である株式会社NHKアイテックと実験試験局用のSTL/TTL送受信装置等を試作した株式会社日立国際電気から報告書の概要について報告がありました。
 技術試験の項目、具体的な方法、評価や取得した実験データに基づく実験結果について報告した上で、調査検討会としての現行のアナログ放送の基準に則して具体的に検討した「技術基準(案)」を提言しました。また、調査検討会では、コミュニティ放送における実運用を想定した同期放送についても実験を行い、併せて確認した内容なども報告しました。
 さらに本技術に関しては、現在、情報通信審議会において検討中のものですが、その技術的条件の検討状況などについて、総務省情報流通行政局放送技術課 豊重課長補佐から説明がありました。
 セミナーには、コミュニティFM放送事業者や放送事業者を中心に、自治体などからも参加があり、会場では具体的な設置に関する質問や、導入に関する相談などが出され、関心の高さが覗われました。
 信越総合通信局としては、今後も電波の有効利用に資するセミナーを実施する予定です。

あいさつされる不破座長

調査検討会の概要説明

豊重課長補佐から情通審の検討状況の説明

連絡先

企画調整課
電話 026−234−9940

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