Q1: | 高層建築物等の海抜高及び地表高の求め方は、何を基準にしますか? | ||||||||||
A: | 海抜の高さは、東京湾の平均海面(T.P.)を基準(標高0m)としてください。 また、高さの測量を行うときの基準(水準点)になるものが、白地図等の主な国道又は県道等に沿って約2kmごとに記載されていますので、参考にしてください。 地表の高さは、工作物の敷地に接する道路の路面の中心の位置(当該工作物の敷地に接する道路がない場合、当該工作物が周囲の地面と接する位置)の最低の 数値から高層建築物等の最高部(塔屋部分を含む。)までの高さを記入してください。 |
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Q2: | 傾斜地に高層建築物等を予計画していますが、海抜高及び地表高の求め方は、どうなりますか? | ||||||||||
A: | 傾斜地の場合、高層建築物等が接している最低の地盤面からの海抜高を求めてください。 また、地表高もそれにあわせた位置を「0」とし算出してください。 |
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Q3: | 建物の位置(基準点)は、どのように記載すればよいですか。? | ||||||||||
A: | 伝搬障害(高層建築物等が重要無線通信に与える影響)の審査をする際、当該建築物等と重要無線通信回線の第1フレネルゾーン(電波を送る最低限必要なゾーン)との相対的な位置関係(平面的・立面的)を求めるため、建物の正確な位置が必要となります。 基準点は、建物の任意の一角(困難な場合は、1/2500地図上の朱書き表記と対比できる工事予定敷地内の任意の一点)を選定し、配置図または平面図上 の任意の場所に、世界測地系に基づく東経・北緯(小数点以下1位以上)又はX−Y座標値を記載してください。 併せて、同じ配置図または平面図上に、基準点をどこに選定したか明確にしてください。 |
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Q4: | X−Y座標とは、何ですか? | ||||||||||
A: | 全国を19に区分する「平面直角座標系」のうちの特定の座標系の原点と、当該原点からX軸方向、Y軸方向の距離により特定地点が示すことができ、X−Y座標値とは、そのそれぞれの距離の数値(単位:m)を言います。 地球上の点の水平位置を表す方法は、厳密には準拠楕円体上の地理学的経緯度によって表されるべきですが、位置・方向・距離等を平面上に投影する測量計算 方法が曲面上に比べ非常に簡単で便利であり、公共測量のように測量範囲が狭い場合には、十分正確に表すことができるとされています。 長野県、新潟県は座標系8を使用します。
1/2500白地図(A0版。上底辺、右左辺にXY座標値及び緯度経度が記載されているもの)を使用して算出する場合は、こちらを参照ください。 →【1/2500白地図における比例計算による特定地点のX値、Y値の求め方 ![]() |