【実施日】 平成25年12月17日(火) 13時00分〜16時40分
【実施場所】 メルパルク長野(長野県長野市)
【実施概要】
信越総合通信局、信越情報通信懇談会及び一般社団法人テレコムサービス協会信越支部の主催により、12月17日、長野市内で「地域オープンデータ戦略セミナー」を開催しました。
本セミナーでは、オープンデータによる新サービス創出をテーマとして、オープンデータの活用に関する様々な取組みや先進事例について、講演をいただきました。
まず最初に、総務省情報流通行政局情報流通振興課の井幡企画官から「オープンデータ戦略に関する政府の取組み」と題して、オープンデータに係る政府全体の取組みや実証実験を始めとした総務省の施策について、紹介がありました。
続いて、東京大学大学院情報学環の越塚教授から「公共交通をはじめとしたオープンデータへの期待」と題して、オープンデータを活用して公共交通網が抱える諸課題の解決を図るサービスなど、自身の取組みを含めてお話しいただきました。
また、株式会社公共イノベーションの川島代表取締役からは「オープンデータによる価値創出の事例」と題して、国内外におけるオープンデータによるサービスの事例や、イノベーション創出に向けた考え方のヒントについて、お話しいただきました。
さらに、福井県鯖江市政策経営部の牧田情報統括監から「データシティ鯖江 −オープンデータの小さな一歩−」と題して、鯖江市がオープンデータに積極的に取り組んでいる経過や取組みの状況について、お話しいただきました。
最後に、NPO法人地域情報化モデル研究会の米田代表理事から「オープンデータで地域をつなぐ青森県の観光クラウド事例」と題して、青森県において観光振興を目的として取り組まれた「観光クラウド」を事例として、官民協働によるオープンデータ化と情報連携の必要性について、お話しいただきました。
行政機関、民間企業等の約75名の参加者は、皆熱心に聴講され、関心の高さが伺えました。
地方ではオープンデータの活用の取組みはまだまだ進んでいませんが、このセミナーをきっかけとして公共分野を始め、交通、観光、防災分野等での利用が進むことを願っています。
信越総合通信局は、今後も様々な分野において、管内のICT利活用促進に向けた取組みを行うこととしています。
セミナーの様子
【講師】総務省情報流通行政局情報流通振興課 井幡企画官
【講師】東京大学大学院情報学環 越塚教授
【講師】株式会社公共イノベーション 川島代表取締役
【講師】福井県鯖江市政策経営部 牧田情報統括監
【講師】NPO法人地域情報化モデル研究会 米田代表理事